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12月31日「生きべくんば民衆とともに」

 いよいよ大晦日。昨年の大晦日もこじゃんと寒い日でしたが、今年は何と「大雪」警報の出される寒さが予報されています。事務所付近は今のところ日当たりが良くて割と暖かい感じがします。
 今年の漢字一字が「暑」であったのに、締めくくりは「寒」になってしまいました。冬だから当たり前ですけどね。昨年が「新」、08年が 「変」、07年 が「偽」、06年が 「命」であったわけですが、来年はこれまでも書いてきたような「孤」にならないように、政治を進めていかなければ思っているところです。
 07年以来、最終日のホームページで「今日この頃」のタイトルを振り返っておりますが、今年は、出張などで事務所に出られなかった13日を除いて書き綴った約32万字(昨年は28万字)の文章のタイトルだけを今回も列記してみました。毎年、毎年字数が増えていることについてお叱りも頂きますが、私の思いとして受け止めて頂きたいと思います。
 来年は、正念場の春を迎えますので、気持ちも新たに元旦を迎えたいと思います。今年一年、このホームページにアクセス頂いた方に感謝申し上げます。大変お世話になりました。皆様にとって来年が良いお年となりますように。
2010年
1月1日「あらゆる運動の広がりで変革の後押しを」
1月2日「『我が亡き後に洪水は来たれ』という社会の限界は近い」
1月3日「『災害復興』は『人間復興』」
1月4日「一歩前に」
1月5日「『考えていない』と言うことにしている」
1月6日「2月県政意見交換会の準備へ」
1月7日「『揺れ』に備えて」
1月8日「『観光八策』の可視化を」
1月11日「あれから15年改めて『災害復興』を考える」
1月12日「あれから15年、長田の復興を見る」
1月13日「誰のための資料」
1月14日「アクセス件数10万件突破に感謝」
1月15日「土佐・龍馬であい博、明日開幕」
1月16日「注視すること二つ」
1月17日「15年目の1.17」
1月18日「伝える」
1月19日「こども関連予算は災害の備えにも」
1月20日「米海軍ミサイル巡洋艦レイク・エリー寄港反対申し入れへ」
1月21日「日朝間の関係改善へ学習と交流を」
1月22日「納得いかない県の姿勢」
1月23日「企業側の都合良さを許さない春闘を」
1月24日「マンションで『防災フリーマーケット』」
1月25日「災害を大きくしているのは文明人そのもの」
1月26日「予算編成もいよいよ大詰めへ」
1月27日「生きて欲しいという支えのシステムを地域に届けて」
1月28日「県立大学永国寺キャンパスは『正直』不安」
1月29日「対等な日米関係は未だ」
1月30日「『県政かわら版第28号』をお届けします」
1月31日「『高知白バイ事件』国賠口頭弁論近づく」
2月3日「新政権下での自治体財政」
2月4日「『軒だけでなく肩を並べる』ための戦略と相当の覚悟と準備を」
2月5日「二人の男の退き際」
2月6日「県政意見交換会でご意見下さい」
2月7日「二つの啓発」
2月8日「夢実現の公式」
2月10日「会場の内外ともの熱さかな」
2月11日「火災に気をつけて」
2月12日「沖縄県民の意思と連帯した5月の闘いへ」
2月13日「高須での多岐にわたる意見交換に感謝」
2月14日「じっくりと構えて」
2月15日「みっちりと意見交換」
2月16日「高知医療センターPFI事業の検証にご意見を」
2月17日「JR採用差別問題解決へ山場の支援を」
2月18日「『挑戦』と『成果』県民は」
2月19日「『PFI事業終了』で医療センターの再開院に過度の期待は慎んで」
2月20日「『てんこす』でてっぺん目指す」
2月21日「『直売所』の持つ公的機能の再認識を」
2月22日「片岡さんの新たな闘い」
2月23日「郷土の軍事化に反対する意思表示を」
2月24日「太平洋セメント土佐工場のセメント生産が中止へ」
2月25日「”づめさん”お疲れ様でした」
2月26日「質問準備に焦りが」
2月27日「地震への備えの質問多くなりそう」
2月28日「今度はチリ地震という巨大地震が」
3月1日「今に生かされた50年前の教訓」
3月2日「いよいよ今日から質問戦」
3月4日「一石を投じる」
3月5日「呆れた市長」
3月6日「高知白バイ事件も再審請求に向けて」
3月7日「自転車の物差しを多様に生かす」
3月8日「一足早い高知の三月場所」
3月9日「チリ大地震から学ぶことは」
3月10日「4月からは新会派で頑張ります」
3月11日「『東西軸活性化プラン』という『追い風』はどこに吹く」
3月12日「『高校無償化』から『朝鮮学校』を排除する政権の危うさ」
3月13日「『ポチ』がどんなことを告白するんでしょうかね」
3月14日「権力を頂点にした『ポチ』の蔓延る社会ニッポンなのか」
3月15日「『自主防災』で『自守防災』」
3月16日「委員会審査も今日は採決か」
3月17日「事業効果で仕分け」
3月18日「正規・非正規」
3月19日「今日も長い一日になりそうです」
3月21日「定例会閉会で新たな開会」
3月22日「陸上自衛隊第50普通科連隊移駐に伴う軍事パレードに抗議を」
3月23日「小学生の新たな出発」
3月23日−2「軍事パレードに抗議の意思表示を」
3月24日「やっぱり異様な光景」
3月25日「残念な23回忌」
3月26日「『検討会』『推進会議』などに注視の目を」
3月27日「迷走する政府対応を正すのは我々の姿勢」
3月28日「自殺は他人事ではない」
3月29日「組織の自浄作用とは」
3月30日「はりまや町一宮線一部供用開始」
3月31日「ファイティング・ドッグスの若者達は熱い」
4月1日「東西軸活性化の前に議論の活性化を」
4月2日「警察捜査のあり方を問う」
4月3日「災害への想像力」
4月4日「花・人・土佐であい博がしっかり根付いています」
4月5日「びっくり2題」
4月6日「年度初め」
4月7日「常任委員会委員差し替えの怪」
4月8日「君が踊る、夏」
4月9日「『パーマネント野ばら』もあるき、観てよ」
4月10日「貧困と自殺」
4月13日「普天間問題で首相は腹くくれ」
4月14日「いついかなる時にも子どもと寄り添うために」
4月15日「『官製ワーキングプア』をつくりださないために」
4月16日「地震対策の迅速化に政治判断も」
4月17日「高知白バイ事件が県外から国外へ」
4月18日「パラグアイの風に」
4月19日「つらくても声すら出せない子ども達がいる」
4月20日「自殺に関するデータを読み解く」
4月21日「河田小龍生誕地前の偶然」
4月22日「鳩山さん、愚かさを嘆いているときではない」
4月23日「高知の地域医療・介護・福祉を守るために」
4月24日「明日の沖縄県民大会に呼応して」
4月25日「沖縄問題を日本の主権と民主主義の問題として」
4月26日「4.25という日に」
4月27日「沖縄に不要な基地は日本全土に不要」
4月28日「『新福祉国家』への転換に向けて」
4月29日「これからは『高知レーバーデー』に」
4月30日「おもてなしで『連休渋滞』の緩和を」
5月1日「改めて5.1に考える」
5月2日「『野中広務』発言に唖然」
5月3日「安芸も弥太郎フィーバーぜよ」
5月4日「米軍基地は日本にいらない78.6%」
5月5日「何事にも『いちむじん』」
5月6日「さあ、切り替えて」
5月7日「『なぜ引きこもるのか』一緒に考えてみましょう」
5月8日「これからの『ソーシャル・ファーム』」
5月9日「災害時の備え『d−ERU』」
5月10日「雨に思う」
5月11日「来たれ『野ばら』ブーム」
5月14日「自殺の背景をしっかりと分析し」
5月15日「38回目の5.15」
5月16日「かつお祭り大いに賑わう」
5月17日「改めて『買い物難民』を考える」
5月18日「『無灯火自転車』は自らを危険にさらすもの」
5月19日「『おとなや親の都合』で子どもと向き合っていないか」
5月20日「生きべくんば民衆とともに、死すべくんば民衆のために」
5月21日「世に生を得るは事を成すにあり」
5月22日「これ以上沖縄を踏みつけにしてはいけない」
5月23日「こんなところにも、おもてなしのこころが」
5月24日「『引きこもるプロセス』を『肯定的な眼差し』で」
5月25日「『土佐観光ガイドボランティア協会』NPO法人で発進」
5月26日「『回復の民権』としての日本国憲法に」
5月27日「不順な天候です。お気をつけて」
5月28日「読書の持つ力」
5月29日「頑張ろう土佐のニューシネマパラダイス」
5月30日「沖縄県民を切り捨てた日米合意優先」
5月31日「備えのためにできること」
6月1日「業務概要調査終了」
6月2日「何を反省しているのか」
6月3日「本当の反省の姿が見たい」
6月4日「新総理誕生の日に」
6月5日「国民は新首相の『庶民・市民・国民』目線に期待しているのでは」
6月6日「今日は県政意見交換会」
6月7日「防災、福祉などを優先課題に」
6月8日「保育現場から見える子育て支援の課題について考える」
6月9日「『最小不幸社会』の実現本気度を注視」
6月10日「いまだに蔓延る『富裕層のための最大幸福論』」
6月11日「反省すべき『付和雷同性』」
6月12日「民主党マニフェストの心配」
6月13日「三沢光晴さんの一周忌」
6月14日「いよいよ梅雨入り」
6月15日「まるごと高知」
6月16日「判断の難しさ」
6月17日「これ以上続けてはならない沖縄切り捨て」
6月18日「9月定例会で見えてくる課題も」
6月19日「角界の反社会的行為の連鎖を断ち切れ」
6月20日「防災に女性の視点を」
6月21日「日常から防災対策に女性の視点を」
6月22日「全てを明らかにして、断ち切って」
6月23日「6月定例会も閉会へ」
6月24日「アンテナショップ試食会」
6月25日「西原ワールドがまた開く」
6月26日「いこいの場『あいあい』オープン」
6月27日「豊ノ島後援会当面の活動休止」
6月28日「イツモ防災」
6月29日「開催ありきだったと言われないように」
6月30日「東アジアの"結び目"としての沖縄の再スタート」
7月1日「政務調査費透明化への一歩」
7月2日「綸言汗のごとし」
7月3日「一握りの者のために最大幸福を追求する資本主義」
7月4日「高知FD準優勝報告会」
7月5日「繁藤災害から38年」
7月6日「1億円プレーヤー」
7月7日「BCP策定に想像力と女性力も」
7月8日「自殺者数が減ってはいるが」
7月9日「主体的に動く有権者」
7月10日「沖縄を切り捨てない思いと闘いの継続を」
7月11日「最新の情報で敵を知る」
7月12日「闘いの反省は10ヶ月の政権交代後の総括から」
7月13日「『国民の生活が第一』の視点で国会運営を」
7月14日「いつか公平」
7月15日「生活保護費を下回る最賃」
7月16日「ドレイ工場」
7月17日「連日の豪雨被害と『東京大洪水』」
7月18日「正しい知識・理解で『酒害』をなくす
7月19日「自主防災活動で『防災力』を高めたい」
7月20日「『大暑』間近」
7月21日「議員定数削減の前にすべきこと」
7月22日「改めて5.18光州事件に学ぶ」
7月23日「熱中症に気をつけて『大暑』をしのごう」
7月24日「交通信号機の異常」
7月25日「西原ワールド満載『バラハク』」
7月26日「『ひきこもり』への理解と支援を」
7月27日「団結こそ労働者の宝」
7月28日「事務所の片づけで本気モードへ」
7月29日「『児童虐待』関心から予防へ」
7月30日「中心市街地の津波遡上シミュレーションで改めて備えを」
7月31日「自転車で研修会をはしご」
8月1日「『子育て研修会』へ」
8月2日「『限られた情報』でなく正しい『見立て』で支援へ」
8月3日「『あまえ』と『間主観性』」
8月4日「『夏の風物詩』は暑いからこそ」
8月5日「『反核平和の火リレー』の訴えるもの」
8月6日「『働く場の二極化』の明らかな実態を解消するために」
8月7日「議会活動の情報発信は」
8月8日「自然とふれあい、風と遊び、気ままに楽しめるサイクリング」
8月9日「毛虫ぐらいではすまない道路の維持管理」
8月10日「日米軍事同盟・抑止力という呪縛から解き放たれるために」
8月11日「よさこいの楽しみ方に一考の余地が」
8月12日「格安志向が奪う安全性」
8月13日「改めて沖縄戦を学ぼう」
8月14日「県市図書館の一体的整備は?」
8月15日「65回目の8.15」
8月16日「こどものチカラをあるがままに受け止められるおとなに」
8月17日「熱中症対策をして『県政かわら版』配布」
8月18日「今、事務所前の路上は42度」
8月19日「自殺予防策をすみずみまで」
8月20日「自治体財政分析講座受講中」
8月21日「銀座にまるごと高知」
8月22日「闘い続ける団結を」
8月23日「宿毛『天下茶屋』焼肉のタレで舌鼓」
8月24日「県・市連携会議で図書館・ナイター設備などの方向性が」
8月25日「買物難民と生活交通」
8月26日「県民・市民との合意で図書館整備を」
8月27日「こどもからの防災教育の必要性」
8月28日「買物難民をつくらない交通体系、まちづくり」
8月29日「おらんくソングで元気に」
8月30日「夏バテを抗酸化食材で乗り切ろう」
8月31日「防災週間に『備え』を考えよう」
9月1日「『住みたいと思うたことないも』新学期にショックな声聞く街頭指導」
9月2日「『高知の宝・高知市街地』の賑わいを残すために」
9月3日「地域の活動から見える行政支援のあり方」
9月4日「暮らしやすく、排除のない社会へ」
9月5日「権力相手に真実を究明する勇気」
9月6日「防災週間の締めくくり」
9月7日「病院企業団議会に求められること」
9月8日「9月定例会近づく」
9月10日「県外調査から今帰宅」
9月11日「村木さん無罪へ」
9月12日「自殺予防へ「気づき」「つなげる」人に」
9月13日「県民の声を丁寧に聴く姿勢を」
9月14日「しおまねきのサンバ」
9月15日「民主党首選が終わって」
9月16日「図書館論議の『風通し』」
9月17日「図書館論議は開かれた場で『風通しよく』」
9月18日「『半平太の街』菜園場へ来てや」
9月19日「『女と男の平等社会へのチャンス』は今」
9月20日「『敬老の日』に考える」
9月21日「交通マナーを守ることは人を守ること」
9月22日「地検特捜部の証拠捏造」
9月23日「明日から定例会開会」
9月24日「将来を担う土佐の人材育成」
9月25日「土佐で『冤罪』を語る」
9月26日「高知FD、リーグチャンピオンシップ進出へ」
9月27日「改めて考えさせられる『働くということ』」
9月28日「だんだん焦りが」
9月29日「フードセーフティネット」
9月30日「今日から質問戦」
10月1日「合築に『大きなデメリットはない』とまで言いきれるのか」
10月2日「急いては事を仕損じる」
10月3日「質問準備も今日が山場」
10月4日「災害への備えも『継続は力』」
10月5日「いよいよ予算委員会」
10月6日「いつもながら時間切れの予算委員会ですみません」
10月7日「10時から図書館整備について集中審議」
10月8日「総務委員会では今日が採決」
10月9日「拙速な進め方に懸念」
10月10日「まち歩きで触れる人・文化・歴史」
10月11日「まちづくりを考える」
10月12日「コスモス畑が人を惹きつける」
10月13日「『再審闘争』の困難」
10月14日「いざ閉会日へ」
10月15日「改めて県民参加の議論のスキームづくりを」
10月16日「会派控室引っ越し完了」
10月17日「今夜土佐で『冤罪』が語られる」
10月18日「再審の扉を開くための闘いがスタート」
10月19日「『高知白バイ事件』の再審請求提出」
10月20日「『高知白バイ事件』の再審請求提出」
10月21日「今日から『決算特別委員会』」
10月22日「『奄美豪雨』が続く中、高知で中四国ブロック訓練」
10月23日「地域格差のない救助作業車輌整備を」
10月24日「私も改めて『龍馬三昧』」
10月25日「県・市病院企業団議会・臨時会へ」
10月26日「ドクターヘリ来年3月運航へ万全の準備を」
10月27日「新図書館基本構想検討委員会スタートに注視」
10月28日「県警捜査費予算多めに組まないと捜査に支障が?」
10月29日「 もう一つのドラフト」
10月30日「 台風被害の少ないことを祈って」
10月31日「新図書館基本構想検討委員会に『叩き台』は耐えられるのか」
11月1日「今年は応急処置方法をじっくりと」
11月3日「高知にもある『検察の調書捏造』」
11月4日「いろいろと学び考える日々の積み重ね」
11月5日「Dogsの夢を膨らませ」
11月6日「決算特別委員会もあと3日」
11月7日「雨の中で集まる善意」
11月8日「あなたなら、裁けますか?」
11月9日「『ドキュメンタリー宣言』で白バイ事件」
11月10日「決算特別委員会もいよいよ終了へ」
11月11日「ちょっと京都へ」
11月12日「只今帰りました」
11月13日「妥協の産物の図書館なんて」
11月14日「新図書館の付加機能でいいのでしょうか」
11月15日「こんな時だからこそ民間レベルの友好を」
11月16日「積み木細工のような新図書館議論」
11月17日「今から茨城県笠間市立図書館へ調査に」
11月18日「バタバタしています」
11月19日「笠間で学ぶ」
11月20日「沖縄の未来を拓く知事選挙」
11月21日「地域で考える防災」
11月22日「半平太道場跡に生まれようとしている都市伝説」
11月23日「虐待のない社会を」
11月24日「『合築と単独整備』比較検討は棚上げ」
11月25日「臨時会でも質問へ」
11月26日「自死遺族と向き合うために」
11月27日「あわただしい毎日です」
11月28日「豊ノ島関よ、引き続き謙虚に精進を」
11月29日「今日、明日と臨時会です」
11月30日「臨時会は閉会し、12月7日から定例会」
12月1日「師走を走り抜ける」
12月2日「12月定例会議案にご意見を」
12月3日「吹く風の強さに抗して」
12月4日「『科学図書館・科学館』議論に夢がしぼむのでは」
12月5日「『図書館の合築』には素直な疑問が」
12月6日「自主防災会はじめての防災研修旅行」
12月7日「定例会へ元気注入」
12月8日「消化不良のまま進む図書館議論」
12月9日「元同僚が大原富枝賞最優秀受賞」
12月10日「今日から質問戦」
12月11日「生きづらさへの支援のために勉強会へ」
12月12日「ひきこもりつつ育つ」
12月13日「県政意見交換会をねばり強く」
12月14日「県民の求める雇用の安定」
12月15日「今日も慌ただしい一日です」
12月16日「やっと更新」
12月17日「図書館、やっと比較検討へ」
12月18日「喉の痛みに負けずに頑張るぞ」
12月19日「警察本部の県民との向き合い方」
12月20日「昭和南海の日を前に」
12月21日「事務所開きで築かれる人の輪」
12月22日「定例会閉会日」
12月23日「四国・高知がサイクリングのメッカに」
12月24日「産業振興の将来の担い手が結集」
12月25日「医療センターは来年が正念場」
12月26日「孤族の国」
12月27日「第2のJR不採用問題」
12月28日「世はそろそろ年末・年始の休みモードに」
12月29日「全国で最小のこども科学館・図書館?!」
12月30日「只今、事務所で作業中」

12月30日「只今、事務所で作業中」

 昨日は、来春に向けてお世話になるある医療施設の仕事納めの式で挨拶の時間を頂きました。その後、職員の方々と「ぜんざい」や「猪鍋」に舌鼓を打ちながら歓談させて頂きました。最近は、仕事納めの式というものすら、少なくなっている中で、こんな雰囲気の仕事納めの式をされている職場もあるのだと感心したものです。アットホームな雰囲気でいいものです。
 東京で働く息子も昨日で仕事納め、年末年始休暇に入り、今朝は始発の新幹線で帰省といってましたが、完全に寝過ごして遅れるとの報あり。
 それぞれに年末・年始の休暇を過ごされていることだと思いますが、「孤族の国」日本で、「孤」と向き合わざるをえない状況を少しでも少なくしていく新しい年に向けて取り組んでいきたいと思います。
 先ほど郵便配達の方が、事務所に立ち寄られて「当然閉まっているかと思っていたので、届いている受取人払いの後援会加入のハガキを持たずに来たが、年末年始も事務所は開いているのですか」と聞かれましたので、「基本的には開いています。」と答えたところです。年末押し詰まっても、返送してくださる方がいらっしゃることが嬉しい限りです。

12月29日「全国で最小のこども科学館・図書館?!」

 昨日は、第3回子ども科学図書館・こども科学館基本構想検討委員会の傍聴に出席しました。さすがにこの時期の検討委員会ともなると傍聴者や傍聴する議員の数も少ないように感じました。
 議事は、記者室配布資料で事前に知らされていた「子ども科学図書館・こども科学館の基本的な考え方」「運営のあり方」「施設のあり方」ではなく、「展示のあり方」と「活動内容」になっていましたので、何でこんなに簡単に変わるんだろうと思いながら、聞いたことでした。
 施設面積を一旦3000uに仮設定した上での議論は、限られたスペースの中に、点字図書館とこの子ども科学図書館・こども科学館をどのような機能で設置するのかという窮屈な議論を相変わらず強いられているという感じでした。郊外型でない、中心市街地に設置されている他県の施設でも最小面積で3500uということですから、このままでは点字図書館にどれだけのスペースを確保するかによりますが、全国で最も狭い子ども科学図書館・こども科学館になることだけは確実ではないでしょうか。
 そんな中で、委員から出されている体験型機能の充実、コンパクトな設備、維持・修繕も含めた運営予算の確保、収蔵庫、自然環境とのネットワーク、専門性の高い人材配置は最低必要となったとき、それらが本当に確保されるのか。委員自らが口にせざるをえないような「絞り込みの選択基準」などというものが大手を振ってまかり通るような議論になるとどうなるのかなという感じもします。
 それと、新図書館の付加機能として議論されているこの施設ですが、新図書館が一体的整備でなくなく、単独整備となったときはどうなるんでしょうか。そんなことも感じながら3時間の議論を聞かせて頂きました。
 参考資料の最近新設またはリニューアルした事例のうち、設置場所が駅周辺とか中心街にあるものは以下のようなものです。
旭川市科学館
札幌市青少年科学館
盛岡市子ども科学館
仙台市科学館
郡山市ふれあい科学館
川口市立科学館サイエンスワールド
千葉市科学館
静岡科学館る・く・る
大阪市立科学館
広島市こども文化科学館

12月28日「世はそろそろ年末・年始の休みモードに」

 今日は、県庁なども仕事納めと言うことになりますので、議会棟に出かけるのも今年最後となります。特に、今は議会棟の耐震工事真っ最中で騒音のため仕事になりにくいこともありますので、あまり足しげく通うより地域の声を聞くことの方が大事な時期かもしれません。それでも今日は、「子ども科学図書館・こども科学館の基本的な考え方」「運営のあり方」「施設のあり方」が議題となる「第3回子ども科学図書館・こども科学館基本構想検討委員会」が午前9時から市役所鷹匠庁舎で開催されますので、傍聴に出向きます。
 その後は、議会棟に少しだけ寄って、後は年末の挨拶回りに出かけることになります。
 役所や会社には年末・年始の休みがありますが、最近改めて議員活動には全てから解放される休みというのはないような気がします。昨年の12月29日付のこの欄には「私は年末・年始も事務所で過ごすことになりそうです。やらなければならない資料整理などがたまっており、日中は多分事務所での作業をしていますので、ご用のある方は、ご連絡下さい。(ただし、外に出ることもありますので、不在の場合は留守番電話にメッセージを入れてください。)」と書き、年が明けて今年の1月4日付けのこの欄には、「いよいよ世間は今日から仕事はじめですが、年末・年始をずっと事務所で過ごしましたので、改めてという感じでもありません。」と書いてあります。今年もそんな年末・年始を過ごすことになるのではないかと思います。
 しかし、年が明ければ春の闘いまで3ヶ月となり一気呵成のスパートとなりますので、それに耐えるだけの充電もしておかなければとも思ったりします。少なくてもこのHPの更新だけは欠かさず行いますので、おかまいなければアクセスして頂ければ幸いです。

12月27日「第2のJR不採用問題」

 先日、市内のホテルで「国鉄闘争支援四国共闘会議」が開催され、短時間ではあったが、
四国で国鉄闘争を支えている仲間の元気な顔にお目にかかると共に、闘争団の加藤晋介弁護士の講演「雇用解決への道筋と国鉄闘争の総括」を少しだけ聞かせて頂きました。
 講師は「歴史的・全体的総括」「国鉄闘争の彼我の攻防」「政治和解の評価と雇用の問題」「今後、何を総括し、学び、つなげていくのか」ということをテーマに話されていました。
 24年の長きにわたった闘いの節目となった今年、日本航空の整理解雇問題は、管財人・経営陣が解雇を強行すれば、対象者の2人に1人が加わる集団訴訟に発展する可能性が強まっています。この闘いは、その不当性、経営陣の犯罪性、大規模さ、どれを取っても「第2のJR不採用問題」になると言われています。
 今年は、三池争議から半世紀とも言う節目でもあります。企業の過ちや資本主義の暴走に警鐘をならし、ブレーキをかける役割の労働運動の再構築の節目にもしていきたいものです。

12月26日「孤族の国」

 今年は、無縁社会という現象が、大きく取り上げられ、所在不明の高齢者いわゆる「消えた高齢者」ということが、今の社会の問題点を大きくクローズアップさせた年でありました。
 そして、今朝の朝日新聞は、「社会のかたちが変わっている。恐るべき勢いで。− 略 − 単身世帯の急増と同時に、日本は超高齢化と多死の時代を迎える。それに格差、貧困が加わり、人々の「生」のあり方は、かつてないほど揺れ動いている。たとえ、家族がいたとしても、孤立は忍び寄る。個を求め、孤に向き合う。そんな私たちのことを「孤族」と呼びたい。家族から、「孤族」へ、新しい生き方と社会の仕組みを求めてさまよう、この国。「孤族」の時代が始まる。」と「孤族の国」の連載が始まりました。
 飢え、寒さ、病気、もしくは自殺や他殺と推定される原因で、本人の氏名または本籍地・住所などが判明せず、かつ遺体の引き取り手が存在しない死者を「行旅死亡人」と呼び、その数は増え続け、無縁社会の中で、象徴的な事象となった。
 高知でも、県警ホームページの「身元不明者情報」欄に行旅死亡人の情報が掲載されているが、例えば「平成22年6月下旬に朝倉西町で身元不明の年齢( 推定)50歳位、男性、身長160 p、体格やせ」という情報の背景に何があるのか。32000分の1という「無縁死」を減らしていく、「社会のかたち」を考えていく時代を迎えようとしています。

12月25日「医療センターは来年が正念場」

 昨日は、県・市病院企業団議会で、2012年4月開院に向けた精神科病棟整備事業に伴う補正予算案の可決と09年度決算の認定を行いました。
 その過程で、監査に対する受検体制の不備や予算執行率が極端に低い事例があるなど、会計事務における杜撰さが指摘され、改めて適切な事務執行の徹底が求められ、事務監査体制の改善への取り組みに向けた決意が示されました。
 また、08年に行われた特定共同指導に伴う診療報酬の自主返還については、総額で1億8161万円余にのぼることが報告されました。院長は、しきりと開院当時の初歩的なミスで、今は改まっているとのことを強調されていましたが、少なくともその段階で約13000人の患者さんに対しては、信頼を失いかねないことをしていたわけですから、真摯な反省と取り組みが求められているのではないでしょうか。
 いずれにしても、本年度の収支見通しでは、実質赤字3億5千万円と前年度より11億円圧縮される見通しであり、2011年度には単年度収支での黒字転換を目指すこととなっています。そのためにも、中期経営改善計画に基づくアクションプランの具体化が図られることになっていますが、本当の意味で「医療の質の向上」と「患者さんサービスの向上」が「病院経営の効率化」のしわ寄せを受けないように、マンパワーの充実と体制の確保も念頭に置いた取り組んで頂きたいものです。企業長が12月3日付で交代し、院長も年度末には定年退職のはず。新たな体制で、2011年度を高知医療センターの「医療の質の向上」と「経営改善」の二兎を追っていく年になります。
 結局、同時間帯に開催されていた第4回新図書館基本構想検討委員会では、「視覚障害者団体より意見聴取」「運営の組織について」「ネットワーク・物流のあり方について(分館・分室の本の扱い等)」などが議論されたようですが、出席できていませんので、新聞報道に頼るしかありません。委員の発言からすれば、「相当な無理が感じられる」のではないかと思われますが、次回の「単独と合築の比較検討」などの議論に注視していかなければなりません。

12月24日「産業振興の将来の担い手が結集」

 昨日、市内中心部を通過中に、中央公園で目に飛び込んできたのが「高知県農業教育フェア」で、賑わっている光景でした。
 農業教育などを学ぶ高等学校の生徒が日頃の学習の成果を発表し、広く農業教育に理解を得ることを目的に行うもので、学習で得られた農水産物や加工品を販売し、直接、消費者とふれあう機会と言うことだが、生徒たちにはいい機会になっているようでした。
 朝6時半に学校を出てきた幡多農業高等学校の生徒をはじめ、高知農業、春野、四万十、梼原、窪川、高知海洋高等学校や県立農業大学校の生徒さんが一生懸命にお客さんに声をかけながら売り込む姿は、随分と輝いて見えました。
 写真にあるようなものをいろいろと購入し、その美味しさとともに教育の成果を実感させて頂きました。
 今日は今から、年内最後の早朝交通安全街頭指導に立ち、その後、,病院企業団議会です。丁度第4回の図書館検討会と重なっており残念ですが、公務としての企業団議会優先で、医療センターへと出発します。










12月23日「四国・高知がサイクリングのメッカに」

 昨日、12月定例県議会が閉会しました。最終日は議案採決で総額175億円余りの一般会計補正予算案を全会一致で可決し、その他の議案についても賛成多数、全会一致などで可決して閉会しました。
 昨日も言いましたように、「保育制度改革に関する意見書」の賛成討論に立ったのですが、残念ながら同意見書は少数否決となりました。

 昨日は、閉会後、サイクリストの山崎美緒さんが知事を表敬訪問しているとのことでしたので、終わるのを待って、同伴された高知県サイクリング協会の山根さんの紹介で名刺交換させて頂きました。
 山崎さんは、11月23日付け高知新聞でも紹介されたとおり自転車で日本1周(約6,000km)を果たし、2004年から2005年にかけて日本人女性で初めてアフリカ大陸を単独縦断(約5,000km)された方で、今回、県内外や、海外からもサイクリストが参加する四国1周のサイクリングツアーを計画し、四国を自転車旅行のメッカにしようとされている方で、元気はつらつサイクリストです。
 企画では、9月中旬〜下旬にかけて香川〜徳島〜高知市→須崎市→中土佐町→四万十川流域〜愛媛というコースで高知県内は16日から4日間かけて、走破される予定です。海外50名、国内50名のサイクリストをメイン参加者として、県内で500名の一般参加者を募ろうというものですので、我がサイクリング協会も気合いを入れなければなりません。(写真左は、取材に応じる山崎さん。右は、サイクリング協会の山根さんの先導でコースの試走に出かけるため、県庁を玄関を出発する山崎さんです。)
 これをきっかけに、四国が、高知が自転車旅行・サイクリングのメッカになるよう情報発信できればと思います。
 山崎さん、明日までのコース試走どうぞお気をつけて、そして、新たな発見をよろしく。

12月22日「定例会閉会日」

 今朝午前2時20分ごろ、小笠原諸島・父島近海を震源とする地震があり、父島や母島で震度4を観測して、津波が太平洋沿岸で心配されたが、今のところ大きな被害は出ていないようです。満潮時と重なった午前7時台の様子を見てみなければなりません。そんなことを今朝は、報道で心配していましたが、定例会閉会日の今日は「保育制度改革に関する意見書」についての賛成討論もしなければならず、準備も急いでいます。
 今から交通安全街頭指導、議会運営委員会、本会議と慌ただしく過ぎています。

12月21日「事務所開きで築かれる人の輪」

 昨晩は、月曜日の夜というセッティングにも関わらず、本当にたくさんの方に事務所開きの宴にご参加頂き感謝です。
 健康にだけは気をつけて、頑張れとの励ましに、決意を新たにしたところです。
 私の事務所開きをネタに、旧交を温めて頂く人の輪、新たな人間関係が築かれる人の輪、そんな人の輪があちこちにできるような場であったことが何よりも嬉しく思えます。そして、そんな人の輪が私にとっては大きな宝であり、議会活動の糧です。いずれにしましても、みなさんの期待に応えられるようさらに頑張っていきたいと思います。










12月20日「昭和南海の日を前に」

 明日12月21日が1946年に発生した昭和の南海地震の日ということもあって、昨日の日曜日にはさまざまな取り組みがあったようです。県の主催では、「震災に強い人・地域・ネットワークづくり」講演会が開催され、毎年市民の手で作られる「市民がつくる防災フォーラム」も12回目を迎えました。私もいずれも参加したかったのですが、丁度地域での挨拶回りの予定が入っていたものですから、参加できずに残念でした。
 しかし、地震・防災対策は私のライフワークでもありますので、今後もさまざまな取り組みに参加していきたいと思います。
 今日は、今から議会運営委員会に出席し、午後からは総務委員会、そして、夕方は事務所開きとなっています。

12月19日「警察本部の県民との向き合い方」

 11月中旬、新聞で報道された清水警察署次長が泥酔して民家に侵入し、減給10分の1、3カ月の懲戒処分(10月29日付)を受けていたことについて、17日の総務委員会で一切報告されないので、尋ねたところ「職務とは関係のない私的な行為」であるとして、公表しなかったとのことでありました。しかも、それは全国統一の扱いだとのことでしたので、懲戒処分の公表についての基準の提出を求めたところ、その「指針」は警察庁長官官房長から6年前に出されたもので、「発表を行う懲戒処分の種類」として次の三点が示されていました。
@ 職務執行上の行為及びこれに関連する行為に係る懲戒処分
A 私的な行為に係る懲戒処分のうち停職以上の処分
B @及びAに掲げるもののほか、行為の態様、行為の公務内外に及ぼす影響、職員の職責等を勘案し、国民の信頼を確保するため発表することが適当であると認められる懲戒処分
 とありました。これから考えれば、Bにあたるかどうかはまさに、警察本部としての判断であり、今回の事件をどう扱うかにかかってきます。警察が国民・県民との間にどのような信頼関係を築こうとしているかという姿勢が今後も問われてくる事案のように思えました。

12月18日「喉の痛みに負けずに頑張るぞ」

 一昨晩から喉が痛くなって、葛根湯などを飲んだりしながらしのいでいましたが、昨日の朝の寒さの中での交通安全指導で1時間立ったのが身体に応えたのか、体調がすぐれません。それでも酒力でとばかりに、昨夜は酒の席に。帰宅してから薬を飲んで寝たら今朝は、熱も下がっていました。喉の痛みはまだ残っていますが、なんとか挨拶回りに出かけられそうです。もし、風邪だったらうつしてはいけませんので、マスクをして回りますので、怪しまれるかもしれませんがお許しを。20日の事務所開きの時に最悪の体調になっていたらいけませんが、この土・日に寝込むわけにもいきませんし。私の場合は、事務所を常設していますので、「事務所開き」というのもなんですが、4年前も11月30日に節目ということで事務所開きを行いました。今回も同様な形態で20日に開催して、本番に向けて4ヶ月足らずとなった期間を走り抜けたいと思います。(写真は4年前の事務所開きの写真です)
 自転車で走り抜けている私を見かけましたら、お声かけなど頂ければ幸いです。



12月17日「図書館、やっと比較検討へ」

 昨日の総務委員会では、本会議でも明らかになった「シキボウ跡地に建設するとした仮定のもとでの単独整備と合築の比較検討なども可能」との執行部答弁を受けて、「検討委にその比較検討をどう提示するか」ということに対して「言うた以上、シミュレーションとして提示する」とのことですので、それを踏まえた検討がなされることになります。また、24日に開催予定の第四回検討委員会には、組織・運営のあり方が示されることとなっているが、現時点の考え方が示せないかと質しましたが、まだ、協議中とのことで、明らかにされませんでした。
 県民の意見を聞く場の持ち方や時期も検討委員会に諮った上で、明らかになると思うが、年明けから議論はさらに、具体的になるものと思われます。

12月16日「やっと更新」

 日頃は、朝に事務所に出てからホームページを更新しているのですが、交通安全指導、さらには議会運営委員会などがあり、今日は慌ただしく出かけてしまい、朝の段階で更新できませんでした。総務委員会が5時過ぎに終わり、先ほど事務所に帰ってきて、パソコンに向かったところです。
 今日の総務委員会は、付託議案以外にもマスコミをにぎわしている国勢調査結果の報告を受けたり、図書館議論などご報告をしたいことも多くありましたが、とりあえず国勢調査報告について。
 今回の国勢調査結果は、減少が始まってからでも最も減少幅の大きいマイナス4.02%で32011人減少という数字は、今後の人口減対策に本気で取り組まなければという思いを強くさせられます。産業振興計画で少しでも社会減に歯止めを、自然減には日本一の健康長寿県構想でという県の思いは分かりますが、それらをより効果的なものにしていくためのこの国の社会的・構造的な問題も改善しなければ、なかなか難しいかもしれません。
 明日は警察本部などを審査してから委員会採決と言うことになります。
 との内容を書き込んだところで、パソコンが新しくなっていることもあって、操作手順にとまどい電話で教えてもらいながらやっと更新できました。

12月15日「今日も慌ただしい一日です」

 定例会質問戦二日目での図書館に関して、駐車場設置における概算費用、シキボウ跡地に建設するとした仮定のもとでの単独整備と合築の比較検討なども可能との答弁を受けて、明日の総務委員会ではもう少し突っ込んだ議論をしなければと思っているところです。
 駐車場費用は地下自走式で100台分とした場合に10億円かかるとの試算だが、これでは18億円のコストメリットの半分以上がなくなってしまうと言うことにもなります。さらに、こども科学館などのいわゆる付加機能が具体化したときにどれだけの費用がかかるのかによって合築のメリットとされていた財政的なメリットがまさに取らぬ狸の皮算用に終わってしまうのではないかとも思ったりしています。
 今日で質問戦は終わり、明日からは常任委員会となります。
 今朝も、今から交通安全街頭指導、終わり次第9時からの議会運営委員会への出席、その後会派打ち合わせ、本会議終了後は夜間の自転車街頭指導と慌ただしい日程は続きます。
   

12月14日「県民の求める雇用の安定」

12月 8日付けで「高知県県民世論調査」の中間報告を取りまとめられていますが、 県民全体の幸福感を高める観点から、県が力を入れていくべき主な取組は何かとの問いに対して、「雇用の安定の確保」が62.1%で第1位となるなど、県民の皆様から雇用の場の確保に対する要望が極めて高いことが示されています。その他の項目に対する回答は左表のとおりですが、改めて詳細を分析しながら、今の県政に何が求められているのか、しっかりと向かい合っていく必要があります。
 一方で、この高知においても「貧困ビジネス」と言わざるをえないような生活困窮者の生活保護費を一括活管理し、アルコール依存症治療を銘打った違法な行為も見受けられる施設の存在が問題になっています。今朝の高知新聞にも大きく取り上げられているところですが、真に困った人や県民の願いとは反するような動きの顕在化に、行政はきちんと対応していかなければなりません。


















12月13日「県政意見交換会をねばり強く」

 昨日は、第36回目の県政意見交換会を鴨部中央公民館で開催しました。日曜日の午後ということで、それぞれにご予定がある中、参加頂いた方には感謝です。
 参加者の方からは、雇用問題で緊急対策で確保されている雇用の職種や抜本的な雇用の場づくりなどについての質問や銀座アンテナショップに対する評価と図書館の立地場所などについてご意見が出され、意見交換をさせて頂きました。ある参加者の方から、「直接いろいろ聞くと新聞だけでは分からんこともよう分かる。来て良かった。」と言われましたが、そんな言葉が大きな励みになっています。
 任期内に40回開催目標の達成に向けて頑張りたいと思います。開催希望の場所がありましたらお声かけくだされば、日程の都合さえあえば出向かせて頂きます。よろしくお願いします。
 それにしても、冷たい雨の中での交通安全指導で身体の芯まで冷えてしまいました。改めて身体の芯に点火して、熱い思いで今日も頑張ります。


12月12日「ひきこもりつつ育つ」

 昨日の「ひきこもりに関する普及啓発地域講演会」では、自身がひきこもり青年を支援する「エルシティオ」副理事長で立命館大学教授の山本耕平さんの講演「ひきこもりつつ育つ〜現代社会とひきこもり〜」を聞かせて頂きました。
 社会的な背景をひきこもりの背景としても見据え、寄り添いながら若者支援に関わってこられているということで、ひきこもりを考える上で、高度経済成長期、80年代、90年代の社会と若者との関係性などについて説かれる中から、「ひきこもりながら育つことを大事にする」支援をされています。
 先生は、この社会的ひきこもりを「青年期に生じる同一性獲得不全に伴う発達危機の一形態であり、その危機は、人生を規定する経済や文化・価値等の社会的背景、思春期以降の青年の発達や生活を規定する社会システム(学校・家族・地域)の変容との関わりで生じる。社会との交流を絶ち、一定の期間の自宅・自室へのひきこもりであるが、統合失調を伴わないもの」として定義されておりますが、居場所のあり方について新たな視点を提示してくれたような気がしました。
 居場所とは「ひきこもる若者たちが、自らの人生と向き合い、生きる意味を確認しながら社会に参加するために不可欠な存在である仲間とともに、自身の人生の課題と向き合うことができる空間」
と位置づけ、「ピアと共に育つ自己尊厳の場、居場所」「居場所自治と個の解き放ち」「参加の頻度や深さに柔軟さのある場」として運営されていくという視点は、今後の支援者の視点として必要なことだと感じたことでした。
 会場で、先生の著書も購入しましたので、改めてじっくり読んでみたいと思います。
 ところで、先生の紹介に麦の郷障害者地域リハビリテーション研究所事務局長とありましたが、これは2年前に自由民権記念館でみた映画「ふるさとをください」のモデルになった施設で、ここにも関わられていたのかと後で分かったことでした。









12月11日「生きづらさへの支援のために勉強会へ」

 今日は、午後から高知県ひきこもり地域支援センター主催で「ひきこもりつつ育つ〜現代社会とひきこもり〜」と題した講演会を聴きに行くこととなりましたので、時間的に中途半端になるので午前中は、昨日からはじまった本会議質問戦などを踏まえて明日の意見交換会の準備をしているところです。明日の意見交換会では、来年度予算の概要などについても、少し報告しながら意見を聞きたいと思っているところです。
 一日目三番手の我が会派の田村議員は、児童虐待問題や障害者問題、地域の公共交通の問題などをきめ細かく質問をされました。二月議会で一般質問に立つ私としても、つなげていく課題もあるなと思いながらメモをとらせて頂いたところです。

12月10日「今日から質問戦」

 今日から、年末年始の交通安全運動、今から街頭での交通安全指導に立ちます。8時半に終了後は直ちに、議会に出向いて本会議質問戦にのぞみます。今定例会において、私の本会議質問はありませんが、本会議での質疑を踏まえて、総務委員会審査にのぞみます。
 その意味でも、12日の県政意見交換会でご意見をいろいろ聞かせてもらいたいものです。よろしくお願いします。

12月9日「元同僚が大原富枝賞最優秀受賞」

 昨夕は、冷え込みが厳しくなる中、市役所前の「アフガン、パレスチナ即時撤退・普天間基地撤去・辺野古新基地建設反対『12.8高知県民集会』」に参加し、終了後は帯屋町アーケードを中央公園までデモ行進しながら、12.8という開戦の日をきっかけに平和を希求する気持ちを新たにすることを訴えました。
 今朝は、昨日の反戦の行動が報道されているかなど、高知新聞に目を通していたら、第19回大原富枝賞発表の記事に目がとまりました。
 何と一般随筆の部で県立病院での元同僚の黒萩範子さんが最優秀受賞との記事に驚きました。記事には、「助産師として昼夜働きながらの3人の子育てを振り返り、娘二人がお姉ちゃんとして家族を支え、弟をしかったりする姿をつづった」とありますが、まさに当時の県立病院での助産師さんの働き方は大変で、子育てにはご苦労したんだろうなと改めて感じました。私たちは、30年前助産師さんの勤務態勢の三交代を実現することが安心・安全な出産につながるということで、当時勤務した県立病院で侃々諤々の議論をしながら、助産師の増員を求めて、ともに闘ったものです。私にとっては、そのことが今につながるきっかけになったとも思っています。
 そんなことを思い出しながら、朝からやはり元同僚だった連れ合いと「そう言えば、3年ほど前に市内で出会ったときに、ぼちぼち書きゆうと言いよったね。」などと話し合ったものです。
 作品は21日付朝刊に掲載予定とのことですので、楽しみにしたいと思います。あらためておめでとうございました。

12月8日「消化不良のまま進む図書館議論」

 昨日は、定例会開会の後、午後には第3回新図書館基本構想検討委員会の傍聴に行ってきました。議論の詳細は今朝の高知新聞に載っていますので、そちらに譲るとしまして、これまでにも委員の意識に温度差があることを報告してきましたが、昨日も呆れた発言がありました。新図書館の取り組み目標で、これまでの検討委員会の意見を踏まえて「市町村への物流体制を週一回から毎日とする」ことが掲げられたことを評価する意見に対して、「毎日搬送されても、町村はそれほど必要ないし、答える体制にない」と言いだす始末で、こんな自治体では図書館行政を充実させることは無理だろうなと思った次第です。県・市の教育委員会の取り組み目標は、先ほどの物流システムもそうですが、県立図書館の資料購入費が1億円とされたりしたことなども、出された意見を取り入れつつあるのですが、「大丈夫なんですか」という声すら出ていますので、検討委員さんの中にも俄には信じられない部分もあるのではという感じがします。
 さて、関心の大きい建設予定地の「追手前小学校の跡地」の土地利用の関係では、建設可能な適地なのかという疑問も出てきかねません。とりわけ一体型で整備するという規模、付加機能、将来の増築スペースなどなど懸念材料が示された感じになっています。写真で「追手前小学校敷地に係る機能配置のイメージ」を示していますが、建設予定の新しい図書館の面積は、小学校の敷地全体の半分ほどで、残りの土地には多目的広場などを設ける案が示されていますが、駐車場は60台〜100台の範囲で案が示されましたが、どうなるのかなどの議論についても、結論が出たわけではありません。次回12月24日の第4回検討会では、運営体制が示されることとなっています。
 その前に、定例会で、この間の議会での議論との整合性などについて、不明な点について議論しておかなければなりません。
 また、来年度の高知県の当初予算案の見積額が一般会計の総額で4446億円余であることも公にされました。3年連続で前年を上回ることとなっていますが、現状では187億円の財源不足を生じることとなりますので、今後の査定の中で一定の絞り込みや国の財政対策の中で、不足額の縮小を図ることになります。最終的な来年度当初予算案は1月下旬の知事査定を経て2月中旬に公表される予定です。

12月7日「定例会へ元気注入」

 今日から12月定例会の開会です。毎日が慌ただしく過ぎていき、少し疲れが残っているのかなという朝を迎えることが多くなりました。年末・年始は忘年会・新年会も多く、身体をいたわりながら、日々過ごしていきたいと思います。
 昨日は、忘年会もなかったので、少し早い目に帰って、マンション自主防災会の広報紙「防災新聞ちより」の原稿依頼などを済ませて、夕食後には唯一の楽しみでストレス発散のプロレスのビデオに少し目をとおしました。G+の「ノアスペシャル」を録画していたものでしたが、かつてのNWAオフィシャルレフリーを務めていた「ジョー樋口さんの追悼記念大会」の試合でした。ノアでは昨年三沢光晴社長が亡くなって以来、選手の負傷の連続などあまりいいことがなく、観客の減少も際だっています。それにしても、新日本プロレスでは山本小鉄星野勘太郎が亡くなり「ヤマハ・ブラザース」という昭和を象徴した選手が鬼籍に入られました。ビデオを観ながら、街頭テレビで日本に一大ブームを巻き起こした力道山をはじめとしたプロレスのスターたちが、亡くなられていく中、決してプロレスを昭和のエンターティメント・スポーツとして片づけるのではなく、これからもプロレス文化として国民を元気づけて欲しいものだなと感じたところです。(写真は星野勘太郎の訃報を伝えた週刊プロレスの先週号です。創刊号からほぼすべて我が家の押し入れにある週刊プロレスには、昭和プロレスの魅力がギュウギュウ詰めです。)
さあ、今から議会棟へ出発です。

12月6日「自主防災会はじめての防災研修旅行」


 昨日は、マンション自主防災会設立以来はじめての事業として取り組まれた「防災研修旅行」に参加してきました。
 予定していた参加者数には及びませんでしたが、神戸市の「人と防災未来センター」と大阪府に今年オープンした「津波・高潮ステーション」でさまざまな体験や研修を深めさせて頂きました。
朝7時にマンション発と少し早い出発でしたが、往路のバスでは県危機管理部からお借りしたDVDで阪神・淡路大震災について学習をしたり、車中から山の紅葉を楽しんだりしながら、予定通りのスケジュールで、それぞれの施設見学をしてきました。
 私は「人と防災未来センター」は4回目となりますが、今回は語り部の方のお話を聞いたり、液状化・耐震・免震構造の減災コーナーでの説明を聞いたりと新たな経験もさせて頂きました。
 また、初めての大阪府「津波・高潮ステーション」では、高潮被害のトンネルを抜けて、高潮防災施設や歴史の教訓に学んだ後、「ダイナキューブ(津波災害体感シアター)」では前面・左右側面・床面の4面にひとつながりの映像が映し出されるダイナミックな映像シアターで、津波を、音と映像によって実際に体感させて頂きました。「海より低い街大阪」を意識させるこの施設は、津波による長期浸水が予測される高知の海抜ゼロメートル地帯の方々には是非見学して頂きたい施設だと感じたところです。
 語り部の方が最後に私たちに発信された「地震はいつかあるというものではなく、いつもあるものが地震だと思ってほしい。そして、避難リュックには必ず心構えを詰め込んでおいて欲しい」というメッセージを防災会で全体化していくのが、今回の参加者の宿題だと思ったところです。

12月5日「『図書館の合築』には素直な疑問が」

 昨日は、木村会館で第35回目の県政意見交換会を開催させて頂きました。それぞれにご多用のところご参加頂いた皆様に感謝です。
 12月定例会に向けた補正予算や図書館問題、雇用、地域の支え合いのことなどについて報告した後、参加者からは「新図書館の合築や付加機能のあり方への疑問」「新歴史資料館と歴史民俗資料館の機能と役割の整理」「民生委員の欠員状態」などについて疑問やご意見、ご提言を頂きました。次回は、12日(日)に鴨部中央公民館で開催しますので、是非ご参加ご意見をお寄せください。
 それでは、今からマンション自主防災会で神戸(人と防災未来センター)と大阪(津波・高潮ステーション)への防災研修旅行に出発します。 


12月4日「『科学図書館・科学館』議論に夢がしぼむのでは」

 昨日、第2回「子ども科学図書館・こども科学館基本構想検討委員会」の傍聴に行ってきましたが、あれもこれもの制約の中での検討に、よくぞ委員の方々はじっと我慢の意見交換をされているなあという感じです。
 この検討会は、新図書館基本構想の付加機能の一つとして、県の考えるこども科学館と高知市の子ども科学図書館を融合した新たな施設についての基本構想を策定するというものです。
 しかし、図書館本体のありようも決まっていない中、面積だけは制約され、屋上利用案もだめ、別棟設置案もだめなど、点字図書館と併せておよそ3250uの広さの中に、プラネタリウムをはじめ実験室、学習室、多目的室、展示室、準備室などの施設構成案に加えて、バックヤードはどうするのかスタッフルームは、準備室ではない格納庫は、ゲストルームは、オリエンテーションルームはとか「あとワンフロアー必要」と言わざるをえない悩ましい検討をされています。「いろいろ求めたいもの、子どもたちのことの考えても、結局最後は県・市で決めるんでしょう」という感じが、検討委員のみなさんに漂っている感じがしました。次回は12月28日の開催予定です。
 今から、県政意見交換会の準備をして、午後からは会場の木村会館付近を案内街頭宣伝に出向きます。できるだけ多くの方に参加して頂きたいものです。

12月3日「吹く風の強さに抗して」

 昨晩の嵐は通り過ぎたものの、吹く風は大変強く、県庁前のイチョウの木もたくさんの葉を落としていました。敷き詰められた落ち葉が太陽の光で金色に輝いており、それなりに綺麗でした。それにしても、吹く風の強さに、鏡川大橋の上を通るときには自転車が倒されそうになるなどちょっと危ないシーンもありましたが、なんとか事務所にたどり着いたところです。
 明日の県政意見交換会へのご参加をお待ちいたしております。
  





12月2日「12月定例会議案にご意見を」

 12月定例会の開会を7日に控え、補正予算175.5億円など30件の提出議案が発表されました。
 補正予算の【視点】としては、「国の補助等を積極的に獲得し、切れ目のない経済対策を実施。持ち直しつつある景気の下支えを行う。」「県経済の状況に対応し、一定の規模を確保する。」「後年度予定事業を前倒し実施することで、事業効果を早期に発現するとともに、後年度負担の軽減を図り、財政の健全化を進める。」ということで、県経済の浮揚〜産業振興計画の推進〜に33.7億円、地域ニーズに対応した道路等の整備に64.5億円、教育環境・スポーツ環境の向上に8.3 億円、県民の安全・安心の確保17.3億円、日本一の健康長寿県づくり 23.2億円、雇用対策21.3億円などが予算化されています。
 4日及び12日に開催する「県政意見交換会」でもご報告し、ご意見を賜りたいと思いますので、是非お立ち寄りください。また、このホームページからもごらん頂いてメール、でご意見をお寄せくださっても結構です。

12月1日「師走を走り抜ける」

 今日からは師走ということで、慌ただしい日を迎えます。
 今朝は午前8時から「交通事故絶滅キャンペーン」で電車通りで街頭指導に立ちます。12月10日からは「年末年始の交通安全運動」が始まりますし、今月は早朝街頭指導に立つことも多くなります。
 12月7日には、定例会の開会ともなりますので、議会活動や地域活動共々にフル回転の12月ということになります。夜は夜でいわゆる「忘年会」の日程も目白押しということになれば、身体にだけは気をつけなければと自戒をして臨む師走ということになります。みなさんも、充分お体に気をつけられて、年の瀬を締めくくられますようご祈念いたします。
 それでは、今から宝永町電停前の街頭指導箇所に出向いて、その後は議会運営委員会のため議場へと登庁します。その後、午後には二つの会で挨拶をさせていただくこととなっています。


11月30日「臨時会は閉会し、12月7日から定例会」

 臨時会での議案は、「職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例議案」をはじめ、人事委員会勧告及び報告の趣旨に沿って実施される給与改定についてであり、本会議並びに総務委員会で審議を行いました。
 知事や議員などの一時金を削減する議案には当然異議はありませんが、職員の給料月額を引き下げるとともに、期末勤勉手当の支給月数を0.2ヶ月減じて3.9ヶ月とする勧告の内容などについて質問を行いました。今年度の本県の場合は、公民較差の解消をめぐって人事院と人事委員会が異なる方策を示し、若年層も月例給がマイナス改定で、減額調整の対象となったり、行政職給料表以外の給料表はいわば「悪いところどり」となり、不利益をこうむるなどの問題点がありました。
・人事委員会は「あるべき給与の姿で比較する」とのことだが、減額前の支給されてもいない架空の給与額で比較するのは、問題はないのか。
・医療職の給料表や、いわゆる技能労務職など他の給料表適用職員が痛みを大きく強いられ、均衡を欠くことについて、どのような議論でこのような勧告になったのか。
・初任給においては、現状では、民間の方が高卒、大卒ともに高くなっていることを踏まえ、初任給を引き上げるという議論や少なくとも初任給のマイナス改定は避けるという議論はなかったのか。
・連年の人事委員会勧告による引き下げによって、一時金も含めた平均年間給与の削減率は2年前と比較してどうなるか。
・二重三重の痛手を被る技能職員の処遇改善を考えているのか。 
・初任給の公民格差が拡大している中、若年層の処遇の改善、中堅主幹層のモチベーションを維持していくために、職員の処遇の在り方の改善についてどのように考えるか。
などについて、それぞれ質問しましたが、決して納得できるような回答を得るには至りませんでした。
 この間の労使交渉で、不十分ながらも若干の改善面もあったことなどから妥結が図られるていることなどを踏まえる中で、議案については賛成し、総務委員会でも全会一致で可決されたところです。
 本日は、議案の本会議採決に加えて、「TPP交渉に反対する意見書」についての採決が行われます。産業経済委員会では、本県における影響のありそうな分野の試算も示され議論がされました。農業分野では、176.4億のマイナス、一方、工業分野では153億のプラス、水産業や林業については直ちに大きな影響が出るものではないと言われています。しかし、この問題は影響額の多寡の問題だけではなく、田畑や里山の崩壊と農村経済の解体による地域の衰退であり、食の安全を放棄し、日本の食料供給源を完全に外国に依存してしまうということになるのではないでしょうか。
 

11月29日「今日、明日と臨時会です」

 本日は、臨時議会が開催されて、「職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例議案」をはじめ、県人事委員会勧告に沿って実施される給与改定などについて審議されます。私は、今回の委員会勧告の内容などいくつかの抱える課題について質問すべく通告しておりますので、本会議では午後1時からの再開後に質問をさせていただくこととなります。
 さて、昨日の沖縄知事選挙では応援していた伊波洋一さんが残念ながら惜敗されました。しかし、ほぼ県民の民意を二分した結果を、政権も米国も真摯に受け止めるべきだと考えます。
 投票日当日の琉球新報社説には「振興計画も、都道府県の長期計画としては唯一、国に決定権があるままだ。われわれもそれに甘んじてきた。だが、もう転換してよいころだ。沖縄の将来、県土の使い方は政府が決めるのではなく、県民が決める。それが先人の思いであり、しっかり引き継ぐことがわれわれの務めだ。」とあり、改めて沖縄の将来を県民が決めると言う当たり前のことすらが、保障されていないことを憂えています。
 その象徴的な米軍基地問題を私たちの問題として問い続けなければ思います。

11月28日「豊ノ島関よ、引き続き謙虚に精進を」

 夕方少し風が強くなり、寒さを感じる中、地域の挨拶回りを終えて、事務所に帰ってテレビ桟敷で豊ノ島の優勝を見守りました。白鵬の連勝にストップをかけた稀勢の里に勝利する場面を見て、優勝への期待は大きくふくらみましたが、白鵬との優勝決定戦で残念ながら逸してしまいました。
 しかし、あの不祥事の反省をバネに、これほどの力に変えたことは大きく評価できるのではないかと思ったところです。12月3日には、婚約者も同席の上で、市内で豊ノ島を囲んでの激励会があるのですが、どうしても出席できず残念です。今後も、今の気持ちを忘れずに引き続き精進して頂きたいものです。(写真は08年1月の激励会のものです)






11月27日「あわただしい毎日です」

 今朝は、4時起きで臨時会の質問原稿づくり、中断して午前中は地域での挨拶回り、午後は集会での挨拶、そして、今からは懇親会やレセプションとバタバタの一日です。挨拶回りで懐かしいお顔に対面できるといろんなお話もできますが、年を重ねたそれぞれの変化にも出会います。しかし、皆さんから「頑張ってくれ」と言われると改めて責任を感じる次第です。
 しばらくは、そんな日々が続くことになります。
 でも、今週初めから、土日以外には事務所に常駐の事務員さんに来て頂いていますので、随分と助かっています。
 私がいない平日でも事務所は開いていますので、近くまでお越しの節はお立ち寄りください。

11月26日「自死遺族と向き合うために」

 昨晩、NHK教育放送で「自死遺児」について、放送されていました。父親を中学時代に自殺でなくした山口和浩さんの自死遺族支援のNPOを立ち上げてから、思春期の遺児たちと向き合う活動について報じられていました。
 高知で、初めて自殺に関するシンポジウムが開かれたのが08年2月の「自死遺族支援を考えるシンポジウム(自死遺族支援全国キャラバンin高知)」で、そこに山口和浩さんがパネリストとして参加されていたのを思い出しながらみさせて頂きました。(写真右端が山口さんです)山口さんの活動を通して、“遺児として見られること”への悩み、そして周囲の人たちがどう考えていけばよいのかなど向き合い方の難しさを感じました。
 本県も高知県自殺対策行動計画に沿って様々な取り組みを進めています。しかし、内閣府作成の自殺統計では、昨年度自殺率では最悪の32.3で、全国でも高い方から4番目となるなど厳しい状況が続いています。それでも、今年はこの10月までの警察庁統計では186人と昨年同月比で39人少なくなっており、さまざまな自殺予防対策のメッセージが地域の隅々に届いていることの効果であれば良いとおもっているところです。
 再放送をごらんになりたい方は、教育テレビ 再放送 12月1日(水)、2日(木)正午〜12時29分 となっています。是非ご覧ください。

11月25日「臨時会でも質問へ」

 昨日の議会運営委員会で、29日開会の県議会臨時会の会期を30日までの二日間とすることを決め、職員の給与関連条例議案4件が提出することが報告されました。
 県は、県人事委員会の勧告に沿って、一般職員の月例給と2010年度の期末・勤勉手当を同時に引き下げることとしています。平均で年間9万円弱の減収となります。連年の一般職の月例給と期末・勤勉手当の同時引き下げによって約23万円の減収にのぼることとなります。期末・勤勉手当の年間支給月数は、47年ぶりに年間4ヶ月を下回る3.9月という低水準となります。
 県人事委員会勧告通りの実施と言うことですが、私としては勧告の内容の問題点などについて、質問をさせて頂くことを議会運営委員会で通告させて頂きましたので、来週の29日本会議では、15分間の持ち時間で質問することとなりますので、準備もしていきたいと思います。
 なお、知事ら特別職と議員の期末手当も0.15カ月分引き下げることとなっていますが、これは当然のことです。
 今日は、午後から12月定例会の議案説明がされますが、その前に朝から、会派控え室の引っ越しで汗を流さなければなりません。腰痛予防ベルトを締めて、いざ議会へ出発。写真は、ブレース設置など耐震化の施された古巣の控え室ですが、随分綺麗になっています。今日はバタバタしますが、落ち着いたら是非お立ち寄りください。

11月24日「『合築と単独整備』比較検討は棚上げ」

 昨日は、第2回新図書館基本構想検討委員会の傍聴をしてきました。
 前回の議論で、一体的整備か単独整備かの比較検討について、結論を出すにはハードルが高く、「議論の進め方を再検討したい。合築の是非の検討は、基本構想づくりと同時並行になるかもしれない」と教育長が新聞でコメントを述べていたが、今回からは比較検討は棚上げして、新図書館の機能と役割についての議論が、委員から求められたと言うことで、そちらにシフトした議論になっています。「情報拠点」「直接サービス」「ネットワーク」「子どもの読書」「障害者サービス」「生涯学習」「視聴覚施設」というそれぞれの機能と役割について議論がされたが、その内容については詳細は今朝の高知新聞で参照して頂きたいと思います。それぞれのテーマについては、結局一体的整備を前提に議論されており、一体的整備がより良い図書館像の具体化につながるかどうかではなくて、「求められる役割と機能」と「一体的整備」の調和を図っているにすぎないのではないかと感じています。結局、12日の高知新聞夕刊の話題欄で紹介されていたある委員の「このままなら最後は妥協の産物になる。検討委としては、少しでも高いレベルの妥協にもっていかないと」という言葉通りに進んでいくのではないかと懸念しています。
 それにしても、9月定例会総務委員長報告では、「検討委員会は、まず合築と単独整備について比較検討していただく。」とまとめているのだから、検討委員の発言によって軌道修正するとしたら、その説明が議会に対してなされるべきではないのかと思います。正直なところ、検討委員会の進め方に不信感が募っているところです。
 蛇足ですが、検討委員の中には、委員になってから、いくつかの図書館を視察し熱心に勉強されている委員さんもいらっしゃって、「駐車場は絶対譲れない」と主張される方もいるかと思えば、中には首を傾げるような方もいらっしゃったりと温度差があるようです。
 次回は12月7日に開催されることとなっております。

11月23日「虐待のない社会を」

 昨日、09年度の65歳以上の高齢者が家族、親族や介護施設職員から虐待を受けたケースが、前年度から4.9%(732件)増加して1万5691件に上ったことが厚生労働省の調査で明らかにされました。調査開始以来、3年連続の増加で死亡に至ったのは32人とのことです。調査は、06年4月に施行された高齢者虐待防止法に基づき、都道府県と市町村が把握した虐待件数を集計したものですが、一方で児童虐待防止法施行から10年となる20日には、児童虐待の通告は増加し、児童相談所の虐待相談対応件数も44211件と増加の一途を辿っているとの報道がありました。そして、虐待で命を落とした子どもは集計を始めた03年7月から09年3月までに337人にものぼっています。
 法の整備は、はじめの一歩であって、けっして万全ではありません。いのちを、人権を大切にするという支援の体制を隅々まで届ける営みが徹底的に不足していると言うことではないでしょうか。今月は児童虐待防止推進月間です。オレンジリボンを着用した方を街で見かけることもありますが、もっともっと広がることを願っています。


11月22日「半平太道場跡に生まれようとしている都市伝説」

 以前に地域の皆さんのご尽力で、横堀公園内の武市半平太の道場跡が整備されて、観光客が多くなっていることをお知らせしました。20日には菜園場商店街振興組合、菜園場商店街活性化委員会、半平太まつり実行委員会などの主催で「半平太まつり・講演と史跡めぐり」が「さえんば来楽座(きらくざ)」を中心に開催されており、全国生涯学習フォーラムの前に少しだけ足を運んで、お話を聞かせて頂きました。
 最近は、観光バスでも立ち寄られる観光客が増えており、新たな「都市伝説」も生まれようとしています。というのは、半平太と富さんの仲の良さから、ここは「ラブゾーン」ということで、半平太道場跡の碑(写真左端)の周りに敷き詰められた白い石を二つ持ち帰られる若い方がいるとか。その一つを相手に渡すと恋愛が叶うとか、その白い石を名付けて「ラブストーン」と言うそうで、新たな都市伝説・パワースポットとして誘客の要素にもなるのではないかと期待されています。
 地域のさまざまな工夫と取り組みが、賑わいづくりになればという地域の皆さんの努力が伺えます。




11月21日「地域で考える防災」

 昨夕は、二葉町自主防災会の主催で開催された「下知地域防災・減災タウンミーティング」にお招きを受けて、3人の市議会議員さんとともに参加し、下知図書館を防災拠点に改築することなどをはじめとして、10人ほどの市民の方と2時間ほど意見交換をさせて頂きました。
 昨年4月から、高知市が財政難を理由に下知図書館改築を先送りにしている状況に対して、早期改築を求めての町内会連合会のみなさんの動きや市議会の動きなどが活発になる中、12月市議会を一つの節目にして注視されていることが、市議会議員さんから報告されていました。他にも、下知地区において津波に対する避難ビルのあり方として、さまざまな意見交換もされましたが、私が5年ほど前から議会で提案していることと方向性は一致していますので、今後はこれらのことの具体化の詰めに力を入れなければと感じたところです。
 また、私の方からは自分のマンション自主防災会の取り組みや9月定例会で質問した長期浸水対策や河川堤防の耐震化の課題について報告させて頂きました。
 参加者の方から「行政が財源がないからという理由で、対策をしないのは、あっても何もできない姿勢だ。他の何よりも優先して命を守ると言うことを行政が本気で考えていないのではないか」という厳しいご意見も頂きました。肝に銘じて今後も南海地震対策に取り組んでいきたいと思います。




11月20日「沖縄の未来を拓く知事選挙」

 いよいよ28日に投票日を控えた沖縄知事選挙であるが、辺野古への新基地建設問題を最大争点とした沖縄の未来のかかったと言ってもよい選挙であるのですが、マスコミ報道が少ないような気がします。
 宜野湾市長の伊波洋一氏が「普天間基地の早期閉鎖・返還、海兵隊撤退、県内移設断念、日米共同発表撤回」を正面に掲げるとともに、地場産業の発展と雇用創出、自然環境の保全と世界自然遺産への登録、構造改革路線による生活破壊に反対し憲法を暮しに生かすなどを打ち出して闘われている中、ヤマトンチュは、基地のない沖縄を取り戻そうという闘いに連帯し切れていないという感じがします。今回の闘いの勝利こそが沖縄の未来を拓く一歩であることは明らかではないでしょうか。
11月23日(火) (10時〜午後6時)「辺野古を考える」全国上映キャラバンが、あたご劇場でサロン金曜日の主催で開催されます。このキャラバンに参加することも闘いへの連帯につながるのではないでしようか。前売り1000円(当日1300円)
*プログラム
10:00〜12:00「アメリカばんざい」イラクへ行った陸軍兵士とイラク行きを拒否した海軍兵士のその後・・・
13:30〜15:30「マリーンズ ゴー ホーム」辺野古・梅香里・矢臼別の米軍基地で闘いつづける人々の姿・・・
15:30〜16:00「藤本幸久監督の講演
16:10〜18:00「ワンショット ワンキル

11月19日「笠間で学ぶ」


 一昨日、訪問調査した茨城県笠間市立図書館は、全国の市立図書館の未設置市3%の一つであった笠間市に04年に設置された笠間図書館と5年前の市町村合併による友部図書館、岩間図書館の三館からなっています。
 笠間図書館長になる以前は20年間にわたって東京都品川区立図書館などに勤務された清水館長やこの3月まで高知県立図書館長だった丸地さんお話を伺ったり、館内を見学させていただきました。(写真左端、笠間図書館、中央は岩間図書館、右端は岩間図書館の携帯ルーム)
 人口7.9万人の笠間市では三館合計の年間貸し出し点数が140万点で笠間図書館だけでは60万点、全国平均が5点と言われる中、市民一人あたり17点と貸し出し点数の極めて多い図書館です。ちなみに、県都の水戸市立図書館6館とほぼ同様の利用状況だそうです。
 清水館長の笠間市立図書館のコンセプトは「普通の図書館を当たり前に運営する。」ということで、「利用される図書館」を目指してこられたそうです。ICタグの導入による管理と利用者の利便性の確保、施設としては、広大な無柱空間の開架フロアを核としたしごく単純な動線の「図書館」らしい「図書館」となっています。
 本当に、この空間に身を置いて読書や調査・研究に身を置くことができるのは、市民にとって至福の時間なんだろうなと感じたところです。
 さまざまなお話を伺いましたが、今取り組んでいる課題の中に、高知県の図書館「合築」の課題も見えてくるような気がしました。
 現在、友部図書館のICタグ化を緊急雇用事業で取り組まれているが、合併後の図書館システムの違いや運営面での調整の統一を図ることの困難さがあるとのことです。現在90万冊ある蔵書の違うシステム管理のものを一体的に管理するためのシステム統合などは、これまでにも、第一回の基本構想検討会や先日のシンポでも懸念が指摘されていたところです。これらをはじめとして、運営面での調整に、きわめて膨大なコストがかかるのではないかと言うことです。
 新たな図書館をつくるためには、図書館のソフト・コンテンツなどを熟知したリーダーといい図書館をつくりたいとの思いを持った人材が結集しなければならないことも強く感じました。今のままでは、さあ「基本構想はできました」後は詳細設計なども含めて、2014年度中に完成させてくださいということだけで、県民・市民が期待する図書館はほど遠いのではないかと思います。
 駐車場についてですが、開架収容点数10万点、閉架収容点数10万点という笠間図書館でも駐車場は103台確保されています。蔵書数約90万冊の鳥取県立図書館も「とりぎん文化会館」「公文書館」「図書館」の共同駐車場で、駐車台数は計341台でもとても足りないと言われているのです。将来205万冊の蔵書を抱える予定の新図書館も駐車場問題は本当に真剣に考えなければならない問題です。
 また、岩間図書館は合併した旧岩間町役場の2階をリニューアルして、、開架収容点数5万点を備えていますが、一時は閑散としていた旧役場ににぎわいが戻ったとのことで、この手法は県内で図書館未設置自治体のヒントになるのではないかと思ったりしたことです。しかし、これは中心商店街のにぎわいづくりに図書館を利用するというのとは少し違う気もします。
 いずれにしても、これまで聞いたどこの図書館関係者からも「一体的整備という合築」に期待する声は聞こえてきません。
 23日の第二回基本構想検討委員会はどのような議論になるのか。

11月18日「バタバタしています」

 笠間市立図書館の調査を終えて、お昼前に東京から帰ってきて、午後には直ちに臨時会の議案説明を受けたり、いろんな打合せなどで、昨日の調査報告は遅くなっております。改めて報告させていただきます。
 なお、今日は少し遅くなっていた費用弁償の供託について、三回分をまとめて85,000円供託し、合計1,173,000円となったことをご報告しておきます。ちなみに、昨年度一年間で費用弁償は議員全員で2,203万円の決算額となっています。年度によって特別委員会の開催などによる若干の変動がありますが、4年間で約1億円程度になるわけですので、実費への見直しがされれば、相当縮減されるのではないかとの思いで、供託と見直しの訴えを続けていきたいと思います。

11月17日「今から茨城県笠間市立図書館へ調査に」

 昨晩は、部落解放高知県共闘会議第二回連続講座で人権侵害救済法と取り調べの可視化法について学習してきましたが、今から茨城県笠間市立図書館の調査に出向くため、空港行きのバスに乗るため事務所を出ますので、詳細報告はまたにさせてもらいます。結論から言えば、冤罪こそ究極の人権侵害でもあり、ともに早期の法制化を求める闘いを強化しなければと思ったところです。(午前5時50分)

11月16日「積み木細工のような新図書館議論」

 昨日は、「高知の図書館を考える県民の会」による「高知県・高知市一体型図書館を考える」図書館シンポジウムに参加してきました。
 パネラーの豊田高広さん(愛知県田原市立図書館長)、新出さん(静岡県立図書館司書)から、さまざまな課題が提起されて随分と参考になりました。
きちんとまとめきることはできませんが、次のような点が今後の議論の視点として参考になりました。
・目指すべき図書館の先にあるどのような地域を目指すのかと言うことが見えない。そのための図書館の利用・方向性の分析が見えないままでの図書館の概観の数値があると言うことの不思議さ。
・「市町村図書館の支援の充実」とは随所にあるが、その内容は明らかでない。どれだけの財政的・人的投資がされるのか、何をしたいのかハッキリしない。
・県立、市民のどちらにどれだけの資源配分がされるのか、そして、それは誰が判断するのか。緊密に連携するための重要な情報の共有化がはかられるのか。
・お金に換算することのできないコストが大きくなることがある。これが解消しないことさえあるのではないか。このコストを支払いつつ進んでいくとき、すぐに役立つものではないからと切り捨てられるものがあるのではないか。
・県立図書館の今後の役割として保存図書館的機能も欠かすことはできない。
・利用者として、来館する人以外の市町村図書館の向こうにいる利用者の姿が、県立には見えていないという難しさがある。非来館者のニーズの把握なども必要。
・誰の、どういうニーズに答えていくのか。ここを導き出さないと次へ進めないのではないか。一方、決定プロセスを徹底的にオープンにし透明化しておけば、立ち戻ることもできるのではないか。
・運営費コストは削減できるとは思えない。職員数を増やさないことを前提としているが、利用者が増大する中では、無理なこと。
・「利便性」というのは、直接来館する人にはあるかもしれないが、それも限定される。来館者ニーズによって求められる「利便性」は違う。
 いずれにしても、一体的整備をするとすれば克服しなければならない課題は大きすぎるという感じがします。
 昨日、開催された「子ども科学図書館・こども科学館基本構想検討委員会」や今後開催される点字図書館の検討についても、これらを付加機能として盛り込んでいくとすれば、建設費の削減分も減っていき、一体的整備のメリットとしてきたコスト削減メリットは雲散霧消していくのではと思ったりします。

11月15日「こんな時だからこそ民間レベルの友好を」

 昨夕「NPO法人高知県日中友好協会創立60周年記念の集い」に参加し、高知県における日中関係における最初に井戸を掘った方のご苦労ご功績に触れさせていただきました。物故者となられた多くの先人も今の日中関係を心配されているのではないかと思いますが、「こんなことでおたおたしよったら、いかんぜよ」と言われそうな気もします。
 来賓で臨席された(社)日中友好協会会長の加藤紘一(元自民党幹事長)も「仲良くすることが批判的にみられる状況の今だからこそ日中友好協会のど根性を見せよう」と言われておりましたし、講演講師の(社)日中友好協会理事の林昭嘉氏が紹介された江田五月さんの「一つの躓きの石で日中の関係が壊れるものではない」との言葉などをしっかりと踏まえて、高知県日中の新たな歴史を築いていかなければと感じたところです。
 今日は龍馬誕生の日でもあり、亡くなられた日でもあります。龍馬伝の中で龍馬は「それが分からん…毎日毎日考えるけんど…それが分からん…分かっちゅうがは、喧嘩じゃ何も変わらん言う事ぜよ 」と言いました。喧嘩では変わらんことはわかっちゅうがやき、話し合いと友好で日中関係を修復することが求められちゅうがぜよ。



11月14日「新図書館の付加機能でいいのでしょうか」

 昨日、会派控え室に立ち寄ってみると「子ども科学図書館・こども科学館基本構想検討委員会」開催の案内が届いていましたが、時間的に15日13時30分 〜と「図書館シンポ」と重なっており、どちらの傍聴しようかと悩んでおります。
 「高知県にはこれまでこども科学館がなく、関係者から県に整備に向けた要望書が出ており、高知市では、子ども科学図書館が手狭なうえ、老朽化をしており、施設の整備・充実が課題となっている。新しい図書館を整備するための基本構想の検討を始めており、併せて付加機能の一つとして、県の考えるこども科学館と高知市の子ども科学図書館を融合した施設についての基本構想を策定する。」ことを「基本構想検討委員会」の目的とされているようです。両施設とも高知の子どもたちにとっては必要なものなのですが、新図書館整備のあり方の方向性が定まっていない中で、付加機能としての検討をするというのも検討委員にとっては大変な面があるのではないでしょうか。
 こども科学館や子ども科学図書館を求める声は多いものの、このような図書館の付加機能として議論されることは本意ではないのではないかと思われます。

11月13日「妥協の産物の図書館なんて」

 15日には、「高知の図書館を考える県民の会」の主催で、豊田 高広さん(愛知県田原市立図書館長)、新 出さん(静岡県立図書館司書)をパネラーに迎えて高知県・高知市一体型図書館を考える「図書館シンポジウム」が開催されるので、参加してこようと思っていますし、17日には県外の図書館を視察してくるつもりです。
 そんな矢先の昨夕の高知新聞夕刊の話題欄で紹介されていたある委員の「このままなら最後は妥協の産物になる。検討委としては、少しでも高いレベルの妥協にもっていかないと」との言葉に唖然としてしまいました。「妥協の産物の図書館」を県民・市民が求めているのか、よくよく考えてみて下さいと言いたくなります。図書館議論は、県民の文化力が問われているのかもしれません。





11月12日「只今帰りました」


 無事、義母の納骨を終えて、帰ってきました。
 納骨をした東本願寺大谷祖廟は円山公園のすぐ近くでしたので、親戚の方たちと公園内の龍馬と中岡慎太郎の像を見学してきましたが、入れ替わり立ち替わり見学者は訪れていました。河原町のアーケードには写真のような龍馬を中心に幕末維新に関するプレートが下がっており、読みながら歩くのもなかなか面白いもんでした。龍馬・慎太郎遭難之地の碑はコンビニ前で、一回は見落として、今朝再度確認に出向かなければないほどの目立たなさでした。
 タクシーの運転手さんも龍馬伝効果というよりこの時期基本的に観光客が多いということを強調されていました。確かに、龍馬・慎太郎像より世界遺産の清水寺西本願寺の人の多さとは比ではないという感じでした。観光資源のベースの違いがある中で、高知ももっともっと観光資源のブラッシュアップを図ることが求められていると感じたところです。

11月11日「ちょっと京都へ」

 今日は、朝早くからの用事のため事務所に5時半に出てきました。途中、新聞配達をされている近所の方と挨拶を交わしましたが、「もう4年経ったね、頑張らんといかんね」と声をかけられ、朝の冷気のせいもあって気が引き締まりました。
 昨日、長かった決算特別委員会も終わり、いよいよ地域活動へ。というところなんですが、以前から予定していた昨年亡くなった義母の納骨のため、宿毛の親戚の方や京都で合流する親戚の方々とともに、京都に出向くことになっています。
 折角の機会ですので、京都の「龍馬効果」も実感できたらとはと思うのですが、納骨の儀以外の時間はあまりありませんので、ゆっくりは体感できないのではないかなと思っています。

11月10日「決算特別委員会もいよいよ終了へ」

 10月21日から始まった決算特別委員会審査も今日で最後になります。今日も含めたこれまでの10日間、結構長く感じています。決算特別委員になるのは、今回で三回目です。毎回感じますが、事前の資料に目を通すだけでもなかなか大変、さらに、次から次への説明を理解するのも大変ですが、やっとここまで来たという感じです。
 委員会審査では、あくまでも決算に関して質疑をすることが基本だとは思うのですが、決算とは関係ないところでいろいろと持論を展開される議員もいたりして、議論が散漫になることもあり、委員会審査のあり方について議会側にも厳しさが求められているのではないかと感じた10日間です。 3年前にも、委託料補助金調べの報告様式の改善を求めてきたこともあって、少しは理解しやすい面も出ていますが、今回審査をしていて、さらに改善を求めたい点もあることに気がつきましたので、最終日の今日には指摘しておきたいと思います。今日で、各部局、行政委員会の全ての審査は終わりますが、最後に24日にとりまとめの委員会を行って終了となります。

11月9日「『ドキュメンタリー宣言』で白バイ事件」

 以前、高知白バイ事件について、BS朝日で「ドキュメンタリ宣言」の再放送が月曜日23時30分から放映されることをお知らせしていましたが、放送時間が変更になり、午前3時から放送されました。私には、視聴不可能な時間帯でしたのでビデオに録って今朝5時半から観ました。高知白バイ事件の再審請求を中心に、10.17高知に集まった冤罪被害者たちの声と再審請求の中で明らかにさせたい証拠捏造のことが中心に描かれていました。週刊文春でも大きく取り上げられた生徒の検察調書の指紋偽造やブレーキ痕など写真のネガなどさまざまな解明しなければならない事実が今後の闘いの鍵を握ることになるのだろうと思います。

11月8日「あなたなら、裁けますか?」

 昨日は、地域での挨拶回りを終えた後以前から観たいと思っていた映画「BOX 袴田事件 命とは」を観るため夕刻「あたご劇場」に出向きました。
 1966年に実際に起こった袴田事件を基に元裁判官・熊本典道の視点から描く社会派の映画で、見終わった後随分と重たいものを背負わされた感じのする映画でした。
 10月以降、高知では様々な「冤罪」に関して考えさせられる集会が開催されてきたが、この映画は、「裁き」を下したことと向き合う元裁判官と獄中で無実を叫び続ける袴田巌の姿が「命を裁くこと」の非情さを描き出したものでした。  これまでのあらゆる冤罪事件に共通している警察・検察の暴走も改めて考えさせられるもので「取り調べの完全可視化」が一日も早く実現することが求められます。先日、来高したジャーナリスト大谷昭宏氏は「この映画を見てもなお“取調べの完全可視化は不要”という人がいたらお目にかかりたい」と述べられています。
 映画の中で、熊本元裁判官は「人を裁くことは、同時に自分も裁かれることではないか」言い続けます。裁判員制度が始まっている今、映画はキャッチコピーで「あなたなら、死刑といえますか?」と問うています。

11月7日「雨の中で集まる善意」

 今日は雨の中を横浜新町で挨拶回りをしていました。行きかかったところでRKCラジオキャラバンの土佐かつおさんたちと出会いました。雨があがったところではありましたが、少し人目につきにくい駐車場でしたので、キャラバンに参加していただける方がたくさんお越し頂いてとはならずご苦労されていました。お持ち頂いたバザー出品物を来週14日(日)の高知市中央公園で行うラジオ祭りのバザーコーナーで販売し、その収益などで県内の福祉施設や一人暮らしのお年寄りに防災ラジオ100台を贈呈するという取り組みですが、多くの善意が集まることをご祈念して、お別れしました。

11月6日「決算特別委員会もあと3日」

 決算特別委員会も、来週の三日間を残して中盤を過ぎました。それぞれの特徴的な事業についての決算額や事業成果が報告され、質疑をするのですが、全ての事業についての成果を質すというのはとても時間がありません。その意味でも、資料をできるだけ分かりやすいものにして頂くことが必要となります。3年前に決算特別委員をした際に指摘した様式の改正などは行われていますが、まだまだ不十分な面があるように思っていますので、最終日には指摘させて頂きたいと思っています。
 先日土木部で、資料提出を求めて、これまでにも疑問視されていた幹線国道や大規模な港、河川などの整備など国が直接行う公共事業(国直轄事業)の費用の一部を都道府県や市町村が負担することについて、退職手当や営繕宿泊費が負担金の対象範囲から除外されたことなどによって、21年度決算の中でも4.4億円が不用額となっていることや、米国艦船が宿毛湾港などに寄港し始めた06年から4回の寄港(1回は中止)にかかった経費は約782万円を要していることも明かになっております。
 残された3日間も精一杯審査していきたいと思います。

11月5日「Dogsの夢を膨らませ」

 昨晩は、「第6回I Love Dogs会」に参加してきました。昨年は、独立リーグ日本一という嬉しい報告の一方で、スポンサーの継続支援が受けられるかどうかハラハラしたこともありましたが、県民会議の発足などサポーターの支援も徐々に広がり始める中で、この一年間頑張ってこられた選手、球団関係者のみなさんお疲れ様でした。
 春に社長が掲げた「独立リーグ日本一連覇」「選手のNPB入り」「黒字経営」という三つの約束のうち安田選手のソフトバンク育成枠指名しか果たせませんでしたが、次につながる「気持ち」は強いものを感じました。
 3月に始めて出会ってから、期待をして、応援してきた安田選手には皆さんからお祝いと期待の声が寄せられていましたが、是非、頑張って欲しいと思います。そして、同郷の中土佐町出身の濱田投手も来季の大きな飛躍を期待していますし、昨晩いろんなお話しをさせてもらった練習生のジャスティン君にも頑張って欲しいと思います。






11月4日「いろいろと学び考える日々の積み重ね」

 昨日は、秋晴れの中、市内をあちらへこちらへと自転車で移動しながら、県民の方が抱える課題についてお話しを伺ったり、自由民権記念館では「平和をきずくつどい2010アジアと手をつないで」に参加したりといろんなことを学び考えさせられた一日でした。
 自転車での走行距離はおよそ20qほどでした。「県政かわら版」の原稿も早く仕上げなければなりませんし、「県政意見交換会」の日程も入れなければなりませんし、決算特別委員会には出席しなければなりませんし、気が急いてしまいます。
 こんな時こそ落ち着いてじっくり構えてと戒めたいと思います。

11月3日「高知にもある『検察の調書捏造』」

 「検察の調書捏造を告発する」の見出し記事の「高知白バイ事件」が大きく取り上げられている先週発売の週刊文春(11/4号)を購入し、読んでみたが、相当インパクトのある記事で、複数の方から「えらい大きい扱いやけんど、読んだかえ」のお声かけがありました。
 記事だけかと思っていたら、グラビアページには警察で取られた調書と検察で取られた調書の署名と指紋が比較できるよう掲載されていたが、どう見ても別人のものであることは明かです。
 詳しくは、記事をじっくり読んで頂いた方がよろしいかと思いますが、「法廷に提出された調書は筆跡も指紋も別人のもの。暴走検察が止まらない」として、高知で起きている検察の暴走が実感できる記事となっています。
 昨年8月の「週刊金曜日」に「『白バイ事件』で浮かび上がる『高知県警の犯罪』証拠偽造などで服役者が国家賠償請求の訴え」との記事が載っていることをこのコーナーで取り上げましたが、その時「警察の供述調書の署名・指紋と異なり、『(検察調書の)指紋も署名も別人のもの』という『検察調書の偽造』にまで触れられています。最初から、片岡さんをはじめスクールバスに乗っていた生徒や支援する会の方々が、考えていた『真実は一つ』ということを突き詰めれば突き詰めるほど、その周辺で積み重ねられた『複数の虚偽』が明らかになっているような気がします。」と書いてあります。
 再審請求提出以降、片岡さんの周辺では、さまざまな意向が見て取れるような検察の動きが始まっているようです。

11月2日「『自己肯定感』は生きづらい社会のキーワードの一つ」

 昨年から高知でも始まった児童虐待防止を訴える「オレンジリボン運動」キャンペーンが11月の「児童虐待防止推進月間」に先駆けて31日から開かれ、パレードと講演会が開催されました。昨年は、パレードにも参加しましたが、今回はマンション自主防災会の防災訓練と重なったため、講演会のみに参加しました。
 講演会では、NPO法人「日本子どもの虐待防止民間ネットワーク」理事長の岩城正光弁護士が「聞こえますか心の叫びが」と題したテーマで熱くお話しされ、約160名の参加者が耳を傾けました。
 大きくは、「虐待の現状」「何故親は虐待してしまうのか」「虐待防止のために何をなすべきか」という課題でお話しがされましたが、ここでもやはり「自己肯定感」というキーワードが出てきました。以前にも、「ひきこもり対策」や「自殺予防」のお話しを聞いた際にも「自己肯定感」がキーワードだと書いてきましたが、今の「生きづらさ」の社会の中で、「自己肯定感」が乏しくなっているとしたら、そこから変えていくことで、虐待の連鎖を断ちきっていくことになるということは同感です。
 また、「虐待の予防・早期発見」「介入(分離)」「治療(親指導)」「再統合・自立支援」というそれぞれのステージで、誰が・どこがどのような役割を果たすかということについては、課題は大きいと言えます。特に、介入(分離)と援助・調整(親指導・再統合)の役割を児童相談所に集中させることには無理があり、介入(分離)においては警察の力を借りることの必要性を訴えられていました。当然その場合の警察は、単なる権力による介入(分離)ではなく、いかに子どもの立場に立って介入するのかという「子ども最優先の視点」を持った対応でなければとは思うのですが。
 「地域福祉の活性化」など、まだまだ課題は多くありますが、先生が最後に言われた「常に子どもに耳を傾けながら、今の社会が一歩でも子どものために支援できる社会に変わらねばならない」ということは肝に銘じておきたいと思います。


丁度通りかかった高須のコスモス畑です。平日ではありましたが若い子ども連れの親子がたくさん鑑賞していました。

11月1日「今年は応急処置方法をじっくりと」



 昨日午前中は、空模様を気にしながらの防災訓練でしたが、雨が降り始めた頃には屋内メニューに移り、何とか最後までこなせました。
 訓練メニューはいつものとおり火災発生・通報・初期消火・訓練、水消火器による消火訓練を消防署立ち会いの下に行い、それ以後は発動機を稼働させてハロゲンライトの点灯、イーバックチェアーによる階段の避難訓練、、日赤のご指導による急造担架の作り方や骨折時の応急処置の仕方などを行いました。そして、最後は並行して行われていた給食給水班による炊き出し訓練でできあがったおにぎり(白米、椎茸ご飯)とポテトサラダを参加者全員で試食して終了しました。お味の方は結構評判が良かったです。
 参加者はほぼ例年と同じくおよそ60人でしたが、今回はお声をかけていた近隣のマンションからも管理人さんなど10人弱が加わって結構にぎやかに取り組まれました。
 全体で約2時間の訓練メニューで、準備から後片付けまでで3時間を要する訓練でしたが、毎年新しい発見をしながら積み重ねています。特に今年は担架で実際に階段を降りてみると狭くて曲がりにくいなどの問題点があり、イーバックチェアーの優れた面も確認できたりしました。しかし、それぞれに一長一短がある中、実践で確認していくことの必要性も感じたところです。
 訓練終了後、直ちに参加したオレンジリボンキャンペーンの講演会については、明日でもご報告します。

10月31日「新図書館基本構想検討委員会に『叩き台』は耐えられるのか」

 第一回「新図書館基本構想検討委員会」を傍聴しての感想は、教育長が閉会の挨拶の中で「私たちが考えるよりはるかにレベルの高い議論がされた」と言わざるをえなかった言葉に代表されるように、検討委員の議論にワーキンググループの報告書が叩き台として耐えられないものであることが明らかになった第一回検討会であったということです。
 傍聴者席も満席で、県議・市議も延べ12人が傍聴するという関心の高さの中で、始まった検討委員会であったが、委員のさまざまな角度から出される質問に対して、明確な説明ができない部分が多く、いかに新図書館の理念がないままの事務局の机上の議論であったのか。数字的なものは、根拠のある積み上げ議論ではなく、「エイヤッ」で、落とし込んでいる部分もあることを吐露せざるをえないなど、委員の中には、言葉には出しませんが、「もっときちんとした報告書を出せよ」と言っているような感じさえ受けました。
 それぞれの委員の発言は、今朝の高知新聞31面に報じられていますが、どちらかというと合築に賛意を示されている方は、「利便性」の本質を見ていないこと、また、「県・市の当事者がしっかり役割を果たすと言っているのだから、それを担保して前へ進む検討が必要ではないか」といった調子の発言もあり、少し呆れてしまいました。
 懸念する多くの委員の「高知県にはどういう図書館が必要なのか」というものがないまま、「単独整備」と「合築」の比較検討なんてできないというのが率直なところで、「今回だけで決めてしまうのではないですよね」と念押しをされる委員もいらっしゃいました。
 今朝の新聞で、コメントを求められた県教育長が「議論の進め方を再検討したい。合築の是非の検討は、基本構想づくりと同時並行になるかもしれない」と述べていますが、「ちょっと話が違う」と突っ込まざるをえません。
 県議会総務委員会で、「検討委員会は、まず合築と単独整備について比較検討していただく。教育委員会としては、合築で行うほうが良いという判断をしているので、その方向で行く場合の基本構想を策定していただくということで考えている。合築が排除されたら、基本構想策定ということにならない」(総務委員長報告)との考え方を執行部は示していたのではないですか。結局、合築是非の結論が出るのを待ってからでは間に合わないと判断したのではないでしょうか。
 とにかく昨日の三時間の議論について、感じることを全て書いていたらキーボードをたたき壊すかもしれないと思い始めましたので、この辺で終えておきたいと思います。
 県民が関心を持ち、注視し続けることが少しでも「まともな議論」を続けさせることになるのだと思います。次回は11月23日午後の予定です。
 今からマンション自主防災会の防災訓練です。雨よ何とか降らないで下さい。

10月30日「 台風被害の少ないことを祈って」

 台風14号は、最悪のコースより少し南のコースを北上しているので、高知には大きな被害も出さずに通過しつつあります。でも、この土・日に予定されていた多くのイベントで中止となったものもあるようで、準備された方や楽しみにしていた方の残念な思いも伝わってきます。これから接近する地方では十分気をつけて頂きたいと思います。
 さて、今日は午後から「新図書館基本構想検討委員会」を傍聴予定ですが、私のHPを観て頂いている方から、「どこよりも早い、新図書館基本構想検討委員会委員のアップに感謝」、とのメールを頂きました。そう言えば、新聞記事でも一部委員の名前しか出ていませんでしたし、県のHPにも出ていないようですし、そんな意味からも私のHPも若干の情報発信面ではお役に立てているのかな。

10月29日「 もう一つのドラフト」

 早稲田の大石投手や斉藤投手、中大の沢村投手など次々と指名されていくドラフト会議に野球ファンの高知県民は今年はいつもと違った思いで関心を持たれていたのではないでしょうか。
 高知ファイティングドッグスから3年ぶりのNPB入りに期待する思いは、入団1年目の安田圭佑選手によって実現されました。走・攻・守三拍子揃った外野手として盗塁王にも輝いた俊足が魅力の安田選手。ソフトバンク育成枠ではありますが、「1位指名」心の底からおめでとうと言わせてもらいます。本人としては、後期シーズン後半で、ケガのために試合に出られなかった悔しさなどもあった高知での8ヶ月であったかもしれませんが、その分一日でも早く一軍で活躍する姿を県民に見せて頂ければと思います。
 今までにも、このコーナーで紹介させていただいたことがありますが、シーズン前のドッグス会でお会いしてから、彼の素直で真面目、野球への思いを感じてから陰ながら応援してきました。3/31付けのこのコーナーには「宮崎県出身で今年入団した選手と話していて、「野球にかける熱い思い」を感じると共に、随分と家族の応援が支えになっていることも感じました。監督達もリーグ2連覇はもちろん、彼らの夢であるNPB入りを果たさせてあげようとする思いもひしひしと感じました。」と書いてありました。
 4日のドッグス会には「おめでとう」を伝えるために出席したいと思っています。



10月28日「県警捜査費予算多めに組まないと捜査に支障が?」

 昨日の決算特別委員会で、警察本部が捜査用報償費の09年度の執行状況を報告しましたが、昨年2月定例会で1500万円に増額した際の理屈からいっても納得のいく結果とはなっておりません。
 県警捜査費不正疑惑に端を発して特別監査まで行われ、02年度(計3050万円)の3割弱の900万円まで減った06年度から3年続いていた予算額が昨年度1500万円に増額されました。その際に私が本会議で質した際の理由は、「昨年(08年)の秋以降、急激に悪化した景気の状況がある。この状況にかんがみ、捜査費を、治安の悪化を懸念し、それに対応し得るものとして、捜査費を増額することとした。1500万円という金額については、景気が本格的に悪化し始めた平成19年度、20年度の執行状況などから見て、妥当な金額であると判断した」(知事答弁)というものでした。しかし、今回の決算報告で明らかになった執行率66%の990万円といのは、いかにも「甘めに余裕を持たした」感のする予算であったということではないでしょうか。

県警捜査費推移(坂本作成)
年度 当初予算(万円) 執行額(万円) 執行率(%)
18年 900 528.8 58.75
19年 900 632.3 70.26
20年 900 901.9 100.2
21年 1500 990.1 66
20年度は流用して執行

 昨日の決算特別委員会での私の質問に対して、本部長は「必要な予算が確保されてこその捜査活動。執行残が出れば、お返しをし、使い切るということではない、予算は大幅に増えても、執行が大幅に増えていないと言うところが適正に使っていることの証」と理屈をつけるが、厳しい財政状況のもとそんな理屈で、予算が付くところにも疑問を感じざるをえません。来年度に向けては、二年連続で「1500万円の予算ありきでない」捜査費予算のあり方を求めておきました。
 なお、捜査費関連予算には、この県費分以外に国費分として2081万円が執行されていることも付言しておきます。






10月27日「新図書館基本構想検討委員会スタートに注視」

 県立図書館と高知市民図書館の「新図書館基本構想検討委員会」の初会合が30日に開催されます。他にも2つの会合がありましたが、傍聴するしかないと思い、他の会合はキャンセルさせてもらいました。
 議事は、早速「単独整備と合築の比較検討について」となっているが、事務局があのワーキンググループ報告だけを出して議論をしようとするのであれば、いかがなものかと思わざるをえません。県民から寄せられたご意見、議会で審議された内容なども資料としてつまびらかにして頂いて、議論に入って頂きたいと思います。
 そして、委員の方々がどのようなスタンスで、発言されるのか。公開となれば、余程自らの考え方をお持ちでなければ、意見を述べるのは難しいかと思われるし、立場によっては個人的な意見を述べることをためらわれる委員の方もおいでるのではないかと思われます。しかし、もし、公開がプレッシャーとなって発言できない人は委員を受けてはいけないし、公開というプレッシャーで悩みに悩みながらも、意思表示されることも大事なことではないかと思います。私も、今までいろんな「検討会」の傍聴をしてきましたが、「ダンマリ」を決め込むような委員だけは御免です。
 それにしても、委員の中には、公募委員や利用者代表はいないのでしょうか。委員会の発足にあたって感じたことを述べてみました。

新図書館基本構想検討委員会委員名簿

植松貞夫  筑波大学大学院図書館情報メディア研究科教授
内田純一  高知大学教育研究部人文社会科学系教育学部門教授
片岡卓宏  (財)高知県身体障害者連合会会長
加藤勉   高知大学教育研究部大文社会科学系人文社会科学部門教授、県立図書館協議会委員
川田恵美子 高知市PTA連合会副会長 
川田米実 土佐町教育長
斉藤明彦  鳥取県中部総合事務所県民局長、元鳥取県立図書館長
篠森敬三   高知工科大学付属情報図書館長
常世田良  (社)日本図書館協会理事・事務局次長、これからの図書館の在り方検討協力者会議委員、元浦安市立図書館長
宮地弥典 宮地電機株式会社代表取締役会長、前高知県教育委員長
森尾靖子 市民図書館協議会委員、高知おはなしボランティア
柳川明彦 室戸市立市民図書館長
吉澤文治郎 ひまわり乳業株式会社代表取締役社長
吉本寛子 土佐市立市民図書館長(司書)

 今朝は寒い。「今シーズン一番の冷え込みで、冬の装いでお出かけ下さい。」なんてラジオで流れています。昨日から北海道では雪。インドネシア・ジャワ島では火山噴火。インドネシア西スマトラ・ムンタワイ諸島沖でマグニチュード7・7の地震。季節外れの台風14号が発達しながら日本に接近。そんな中、31日にはマンションの自主防災会による防災訓練を予定。「できるのか」という心配の声も寄せられているが、台風直撃でもない限りやろうとの気構えではいるところです。

10月26日「ドクターヘリ来年3月運航へ万全の準備を」

 先の9月定例県議会でドクターヘリ導入促進事業費補助金が予算化されたことを受け、昨日開催された県・市病院企業団議会においても、年度内の運航開始に向け、ドクターヘリに搭載する医療機器等の購入費、搭乗スタッフの研修にかかる経費、基地病院に建設するヘリポート等の設計費用などの補正予算5965万円が可決されました。
 来年末ヘリポート完成予定までの間、来年3月から高知龍馬空港を暫定的に利用して運航がされます。今後、基地病院である高知医療センターに運航調整委員会を設置し、県消防航空隊の意見も踏まえて出動要請基準等についての検討もされますが、委託先の選定や運用面の安全性、基地病院、運航会社との調整を慎重に進め、万全の体制で運航を開始することが求められます。(写真のような機種になるかどうかも分かりませんが、平均的なものとしては6人乗りだそうです。)



10月25日「県・市病院企業団議会・臨時会へ」

 今日は、県・市病院企業団議会・臨時会が開催されます。ドクターヘリ整備に関する補正予算案が議題となっています。そのあとの議員協議会では、これまで2度にわたって協議してきた材料費等の調達のありかたなどについて、協議がされます。雨も何とか上がったようなので、高知医療センターまで自転車で出発です。
 先日、高知白バイ事件の報道番組のご予定をお知らせしたとき、高知でも視聴可能と言うことで、BS朝日の「ドキュメンタリー宣言」の放送予定を今夜の深夜とお知らせしておりましたが、放送予定日が11月8日(月)の23時30分からに延期になったようです。その節はどうぞご覧になって下さい。

10月24日「私も改めて『龍馬三昧』」


 昨日から大学時代の同窓生が、高知に集合。当初は8人の予定が仕事などが入ったために、6人となったが、北海道、千葉、近畿圏、そして長州藩からも。「ろまん社中」前で、午後2時に集まった中年のおじさんたちは、「ろまん社中」と「土佐テラス」を見学した後、土電で乗り換えの際に「はりまや橋」でおきまりの記念写真を写して、「龍馬の生まれたまち記念館」へ。館内を土佐観光ガイドボランティア協会のガイドさんの案内で、基礎知識を入れた後、「龍馬の生まれたまち歩き〜土佐っ歩〜」で龍馬誕生コースを辿りました。夜の部は「ひろめ市場」を紹介して、帯屋町を通って、「てんこす」と歩を進めた後、土佐のタタキや刺身を堪能して頂きました。「うつぼのタタキ」は、一人だけ「これはあかん」と言って箸をつけませんでしたか、鰹の塩タタキやドロメなどはおおいに喜んで頂けたようです。
 二日目は、8時30分にホテルをチェックアウトしてから、日曜市を見学しながら、高知城へ。ここでも土佐観光ガイドボランティア協会のガイドさんの案内で見学。その後は、長宗我部元親の初陣像を経由で、桂浜の龍馬像と龍馬記念館を見学して、13時に解散と、はしり走りではありましたが、「龍馬三昧」の二日間を過ごして頂きました。
 中には、しっかりと予習をして、この日程の前後で、いの・ごめん間を土電で走ったり、市内で唯一の「鍋焼きラーメン専門店」で鍋焼きラーメンを食べたりと土佐路を楽しんでいるものもいました。
 次回は、3年後に京都に集合ということで解散しましたが、また、元気で再会したいものです。
 それにしても、日頃から土佐観光ガイドボランティア協会のみなさんとはおつきあいがあるにも関わらず、自分がガイドを受けたのは初めてでしたが、二倍も三倍も楽しめるガイドをして頂けます。県外からのお客さんをご案内をするときは、是非事前予約をしておいて、お願いされたらどうでしょうか。

10月23日「地域格差のない救助作業車輌整備を」


 昨日の2010年度中国・四国ブロック緊急消防援助隊合同訓練は、消防庁や中・四国各県からの参加をえての訓練と言うだけあって、相当大がかりなものではあったといえます。他県からの参加者は、21日の夜は東部総合運動場多目的広場で野営訓練も行った上での参加であり、訓練役割も一部は当日知らされるなど、実践的な仕掛けも多少盛り込まれていたようでした。
訓練には約120台の緊急車両と8機のヘリコプターが参加しており、総参加人数は約500名に上る規模で実施されました。
 他県から参加した本県にはない救助作業車両が救援作業にはいると、「これのない高知ではどうするのか」との思いが多くの見学者によぎっていました。一分一秒を争う発災時、他県からの応援に頼るのではなく、地域格差のない救助作業車輌整備をはじめとした消防体制はどうしても必要ではないでしょうか。
 写真解説:上段は、ヘリコプターから現地に降り立った災害救助犬が捜索に駆けつけるところ。下段左端は、倒壊ビルから防災ヘリが被災者を救出するところで、中央は、水圧でコンクリートを裁断し、救出する消防隊員、右端は倒壊ビルからはしご車が救出するところです。

10月22日「『奄美豪雨』が続く中、高知で中四国ブロック訓練」

 記録的な奄美豪雨は、奄美大島と徳之島で大きな被害を出しています。約1400世帯、2800人に出された避難指示・勧告は継続しており、3人の方が亡くなられたとも報じられています。今日も、引き続き局地的に雷をともなった非常に激しい雨が予測される中、警戒が必要となっています。
 そんな中、今から2010年度中国・四国ブロック緊急消防援助隊合同訓練を視察させてもらうため、訓練場所となっている仁井田の高知新港に行ってきます。
 昨日から始まっているこの訓練は、大規模災害時に被災地の人命救助活動を行う緊急消防援助隊とその他関係機関の連携強化及び災害対応技術の向上を目的として中四国9県持ち回りで毎年開催されているもので、本県においては、2001年度以来の開催となるものです。
 高度かつ実践的な災害対応訓練ということですが、日頃視察させて頂いている市や県の訓練とどう違うのかしっかり見てきたいと思います。

10月21日「今日から『決算特別委員会』」

 議事堂は、毎日耐震化工事のための騒音で、電話すらできない時も。話があるときには、なるだけ音の響かない部屋を探して、話し合いをしたりしています。また、部屋全体も、何かホコリっぽい感じで、そうそう長く滞在することにもならない状況です。そんな中で、今日から決算特別委員会ですが、委員会開催中は工事も中断されるとのことですので、集中集中。
 さて、今朝の報道では、厚生労働省が新高齢者医療制度の中で、70〜74歳が病院の窓口で支払う負担割合(現在は原則1割)を2013年度から段階的に2割に引き上げる方針を固めとのことです。今までも制度上は原則2割負担だが、自公政権時代に負担軽減策として1割に据え置いていたものを政交代後も踏襲されていたが、高齢者の医療費が急増する中で公費支援を続けることは限界と判断したとのことですが、後期高齢者医療制度廃止などの約束は反故にするのかとの声が高まることでしょう。「国民の生活が第一」の掛け声は何処へ行こうとしているのか。県民の声、地方の声をしっかりと届けなければなりません。
 昨日も、お知らせしておりました「高知白バイ事件」について、KSB瀬戸内海放送スーパーJチャンネルのネット配信がされています。再審での争点となる証拠写真の「怪」など詳しく報じられています。今夜も後編が放送されるとのことです。

10月20日「『高知白バイ事件』の再審請求提出」

 先ほど、高知放送でテレ朝の「スーパーモーニング」が放送されていました。17日の集会や18日の再審請求提出の様子を織り交ぜながら、現地入りしていた所太郎さんのレポートに大谷昭宏さんのコメントもあり、10分強ほどの放送時間でした。
 今夜と明晩は、KSB瀬戸内海放送スーパーJチャンネルで放送されるようですが、こちらでは見られません。しかし、PM9:00頃からネットでもご覧になれるようです。そして、昨日は視聴不可と言いました長野智子さんが取材されていた23日(土)テレ朝『ドキュメンタリー宣言』は、25日(月)BS朝日で23時30分から24時まで再放送として高知でも見られるとのことでした。17日の集会にも行きたかったけど、行けなかったという方もいらっしゃると思います。是非、ご覧になって下さい。
 さて、「高知白バイ事件」に関する記述が4日間連続となりましたが、明日からは決算特別委員会も始まりますので、いろいろな報告をすることになると思います。

10月19日「『高知白バイ事件』の再審請求提出」

 昨日、午前10時に「高知白バイ事件」の片岡晴彦さんは再審請求提出のため、「真実を」のプラカードを持ち、足利事件の菅谷さんが「雑草魂」のプラカードを持ち、後ろには布川事件の桜井さん杉山さん続く形で、駐車場から地裁西側の道路を進んでこられました(写真左)。そして、地裁前でインタビューに答えた後、地裁内に入っていきました(写真右)。
 私は、所用でここまでしか見届けてはいませんが、その後、記者会見も行われ、今朝の新聞にはいくつかの報道があります。今後、テレビ朝日の「スーパーモーニング」や「ドキュメンタリ宣言」、KSB瀬戸内海放送のそれぞれのキャスターも来られていましたので、後日放送されるのではないかと思います。なお、ドキュメンタリ宣言では今週末の放送ですが、高知では放送されず残念。写真左の左奥には、テレビ朝日の長野智子キャスターが写っていますが、彼女も随分とこの事件の取材のために足を運んで下さっています。17日の集会のUSTREAM中継も延べ400人ぐらいの方がネットで試聴されていたようですが、彼女のツィーターでの拡散効果もあったのではないでしょうか。
 この二日間、お疲れのことだったと思いますが、昨晩の片岡晴彦さんのブログ「雑草魂」に、「来年、当時の生徒が成人式を迎えます。生徒が体験した事故の真実は曲げられたものとなり、私も生徒も目撃者の方々も真実を述べているだけなのに、本当に悔しい苦しい思いをたくさんしてきました。その生徒の為にも私は頑張って訴え続けなければいけません。」と書かれてありました。一昨日の集会で、布川事件の桜井さんは「多くの冤罪事件は、目撃者がいないことで、長い闘いになったこともあるが、片岡さんの場合はたくさんの目撃者がいるではないですか。」おっしゃっていましたし、ジャーナリストの大谷さんは「教育者が生徒たちと一緒にいて、『バスは止まっていた』などと嘘をつかせるはずがないじゃないか」とおっしゃいました。これらの言葉に代表される真実を述べてくれる目撃者がいるということが、片岡さんの支えになっている部分としても大きいのではないかと思っています。

10月18日「再審の扉を開くための闘いがスタート」

 これだけのメンバーが演壇に揃っただけで、シンポジウム・「冤罪を語る」高知集会の意義深さを改めて感じさせられました。
 再審で無罪を勝ち取られた「足利事件」の菅家利和さん。再審闘争を闘う「布川事件」の桜井昌司さんと杉山卓男さん。鹿児島県議選事件裁判で無罪となった「志布志事件」の川畑幸雄さん。そして、今日、再審請求を提出する「高知白バイ事件」の片岡晴彦さん。コーディネート役はジャーナリストの大谷昭宏さんというメンバーの揃い踏みは、圧巻でした。
 それぞれの語る、逮捕時、取り調べ、裁判の過程での自白の強要や証拠の捏造、期待を裏切る裁判官の判断力のなさ、嘘で奪われた長い長い人生の空白に対する怒り。こんなことがいつ自分の身に降りかかるかもしれないと言うことを突きつけられる現実に参加者のみなさんは熱心に聞き入っておられました。
 「取り調べの全面可視化」も菅谷さんに言わせれば任意同行の段階から、パトカーの中、現場検証などから全てが可視化されなければと。「証拠の全面開示」も桜井さんに言わせれば、公金を使って集めた証拠を何故検察だけが独占するのか。それらの証拠は弁護士に全て開示されて当然であると、訴えられたが、今、そのことが広く国民に受け入れられようとしています。
 これまでの、自白の強要の冤罪から、証拠の偽造の冤罪へと移行しようとしている矢先、大阪地検の証拠改ざん事件はその流れに棹さす事件として扱われているが、「高知白バイ事件」はその「はしり」ではないかとも生田弁護士からは言われました。
 このままの崩壊した日本の司法では、この国はダメになるのではないかと感じられている冤罪被害者の方たちの闘いは、点から線、そして面へと広がりつつあります。
 高知の闘いも、それに続いていく必要があるのではないでしょうか。
 今朝、10時から「高知白バイ事件」の片岡晴彦さんは、多くの頼もしい全国の闘う仲間や支えられている支援する会の仲間とともに再審請求を提出します。
 「針の穴にラクダを通す」ほど困難と言われる、再審の扉を開くための闘いが始まります。みなさんのご支援を。

10月17日「今夜土佐で『冤罪』が語られる」

 いよいよ今夜「冤罪を語る高知県集会」が開催されます。
 これまで、支援する会の方達はさまざまな形で情報発信をしてきましたが、マスコミで事前に取り上げて頂けてないので、どこまでこの集会の情報が届いているか分かりません。県外で私のホームページを見て下さっている県出身者の方からは、里帰りを兼ねて参加して下さるとのメールも届いていました。
 私も、昼間はあちこちへ行きますが、夜は集会に参加します。このような機会はなかなかあるものではありません。是非、関心ある方の参加をお待ちしています。
 そして、明日は午前10時から高知地裁へ「再審請求」が提出されます。

10月16日「会派控室引っ越し完了」

 昨日もご報告しましたが、定例会閉会後、議会棟の耐震化工事のための控え室引っ越しでドタバタしました。
 昨日は、11月25日頃まで過ごす3階の102委員会室へと最低必要な荷物を持って引っ越しました。私は、この間に、来週21日から始まる決算特別委員会がありますので、それに関するファイルが多くありますが、日頃よりはみなさんの机の上も随分片づいています。今日は、腕、腰を中心に身体が痛い朝です。
写真左は、一階の引っ越し前の片づいた旧控室で、右側は、新しい控室ですが、荷物が少ないだけでなく確かに広い控室です。「今後の予定」にある決算特別委員会の日は、昼休みは控室にいますので是非、一度お越し下さい。

10月15日「改めて県民参加の議論のスキームづくりを」

 昨日、9月定例会は一般会計補正予算案(45億7500万円)など県提出17議案を全て原案通り賛成多数で可決し、閉会しました。
 これまでにもご報告してきましたが、県立図書館と高知市民図書館を一体的に整備する構想を検討する委員会の運営費を盛り込んだ補正予算については、総務委員会での採決同様「日本共産党と緑心会」が提出した修正案に賛成しました。会派内ではぎりぎりまで議論しましたが、一致した対応とはならず、私と沖本議員のみが賛成の立場を表明しました。しかし、修正案は賛成少数で否決されましたので、補正予算案原案には、賛成することになりました。だからと言って、構想検討委のあり方としての「教育委員会としては、合築で行うほうが良いという判断をしているので、その方向で行く場合の基本構想を策定していただくということで考えている。合築が排除されたら、基本構想策定ということにならないが、中間報告のイメージとしては、合築をする場合の中間取りまとめになると考えている」(総務委員会委員長報告より)ということを前提とした構想検討委の前提を認めたわけではありませんし、今後の検討状況の注視・チェックと県民全体で考えていけるような情報発信に力を注いで行きたいと思います。
 これまでも述べてきたように「地方分権が進んで、財源の使い方の自由度が高まると言うことは、自らが判断し、責任も取らなければならないと言うことです。その時、県民といかに合意しながら事業を進めていくのかが重要になります。パブリックコメントを『アリバイ的』に実施するのではなく、民主的な手続きの仕方としての県民との合意の求め方こそが必要となる」と思っています。そんな県政運営手法をさらに求めていきたいと思います。

 今朝は、疲れ切った頭と身体を少し休めたいことと事務所でたまっている仕事に取りかかりたいとの思いもありましたが、議会棟の耐震化工事の本格実施のため控室を引っ越さなければならず、今から議会棟に向かいます。
 昨日、本会議終了後に議会事務局のみなさんにお手伝い頂きながら荷物の箱詰めに汗を流しました。今日も御世話をかけます。感謝感謝です。ところで引っ越し場所は3階の102委員会室(日頃、企画建設委員会が開催される場所)です。

10月14日「いざ閉会日へ」

 いよいよ閉会日を迎えた9月定例会です。
 県・市一体型の図書館整備を始めとして何かと施設整備が議論の対象となった定例会でした。しかし、その議論手法として「結論ありき」による拙速さは、多くの県民の方が感じられているのではないかと思います。「財源のありよう」、「狭隘・老朽化」、「資料の劣化防止」、「賑わいの振興と継続」などいずれも大事なことではあるかもしれませんが、議会との間だけではなく、県民との間で議論が深まらないままに進行していく県政運営のあり方や施策に危うさを感じています。
 そんなことを考えながら、今から9時の議会運営委員会、10時開会の本会議へと向かいます。

10月13日「『再審闘争』の困難」

 昨夕は、部落解放高知県共闘会議の連続講座に参加し、「見えない手錠をはずして...狭山事件、48年目の真実」と題したテーマで学習してきました。 中央狭山闘争本部事務局安田聡さんの「狭山再審闘争の現状報告」をメインに、石川一雄さんご本人の決意表明などもいただきました。また、高知の地で再審闘争を闘う「高知白バイ事件」の片岡晴彦さんも駆けつけ連帯の挨拶をされました。
 昨年12月に東京高裁が東京高検に対して開示勧告した8項目の証拠は、いずれも狭山事件の重要な争点にかかわる証拠であるが、これを受けて今年5月13日、東京高検は、このうち5項目にかかわって36点の証拠を開示したが、「殺害現場とされる雑木林の血痕検査にかかわる捜査報告書等一切」「雑木林を撮影した8ミリフィルム」「未開示の死体写真」については「不見当」として開示していないという状況だが、闘いは確実に再審開始へと進んでいるという気がします。
 時は、村木厚子さんが無罪となった郵便不正事件において、検察の証拠改ざんというとんでもない事実が公となり、警察・検察の証拠捏造などによる「冤罪」の存在が揺るぎないものとなり、犯人隠避事件で、最高検に逮捕された大阪地検の前特捜部長・大坪弘道、前副部長・佐賀元明両容疑者が、「取り調べの全面可視化」を要求するという状況です。
 狭山事件における「証拠全面開示と事実調べ」の闘いと「高知白バイ事件」の再審請求提出という闘いが証拠の全面開示と取り調べの可視化、司法改革などを一体のものとして高知の地から進められることは意義深いものでもあるのではないかと感じたところです。
 その一歩が、DNA鑑定で無罪を勝ち取った足利事件の菅家さん、検察の新たな証拠の開示により再審が開始された布川事件の桜井さん・杉山さん、密室の取り調べの踏み絵に耐えた志布志事件の川端さん、そして高知白バイ事件の片岡さん達が「冤罪」を語り合う「10.17高知集会」ではないかと思います。関心ある方のご参加をお待ちしています。

10月12日「コスモス畑が人を惹きつける」


 コスモス祭りといえば越知町というほど有名になっており、今年も10月17(日)まで越知町宮の前公園で開催されています。
 しかし、最近はあちこちのコスモス畑に「花見客」が訪れています。旧春野町を訪ねていたときに、高知市から訪れた方から「場所はどこか」と聞かれたが、私も分からず丁度地元の方に教えて頂きました。
 昨日も、旧春野町を訪問していましたので、森山のコスモス畑に立ち寄ってみましたが、来週あたりが見頃かなという感じで、まだまだつぼみがたくさんでした。それでも、次々と「花見客」が訪れていました。
 四国八十八個所霊場の第34番札所「種間寺」の近くに広がるこのコスモス畑は、地域の住民の方々によって4年ほど前から植えられいるものだそうですが、できれば「見頃」の頃に来てみたいとの思いで、後にしました。
 市内でも高須のコスモス畑がだんだん名を馳せつつありますので、こちらも一度見ておきたいと思います。
♪淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜まりに揺れている♪
(左の写真は、コスモス畑に設置されているテントの中に、貫禄たっぷりに置かれていたジャンボカボチャです。とても美味しそうという感じではありませんが、見る分には面白いものだと思いました。)

10月11日「まちづくりを考える」

 一昨日から、旧春野町地区でいろいろなお声を聞かせて頂いています。
 昨日、あの「芳原まちづくり協議会」の役員の方と少しだけお話しさせて頂きました。
 芳原地区はとりわけ住民が一体となって町づくりに取り組んでいるところで、その中心となるのが地元住民が、「住んでみたいと思える町にしよう」と平成15年8月に立ち上げたのが「芳原まちづくり協議会」だそうです。
「春野おもちゃ図書館」で有名な芳原公民館を拠点に、
1.郷土芳原の歴史と文化の理解により地域連携の強化を図る。
2.芳原農業の方向性を模索する。
3.社会資本の整備による充実した生活基盤を形成する。
4.環境整備に配慮し快適な生活圏を確立する。
5.少子高齢化への対応及び住民の安全化組織の策定を図る。
6.以上の策を検討し具体化推進の母体となる協議会は、自治会・公民館活動と連携を密にする。という基本理念のもとに活発な活動をされていますが、県外自治体からの視察も多いそうです。
 このまちづくりの教訓はこれからの高知市の地域コミュニティのあり方にも参考になるのではと感じたところです。
 ホームページにもリンクさせて頂きますとお話ししてあったのですが、「芳原まちづくり協議会」のHPがうまく起動しませんので、申し訳ありませんがリンクを貼れませんでした。関心のある方は、「芳原まちづくり協議会」で検索してみて下さい。

10月10日「まち歩きで触れる人・文化・歴史」

 連日の雨天から一転して今朝は素晴らしい秋晴れで、気持ちも晴れやかになってきます。
 三連休中日の天気の良い今日は随分と観光客のみなさんも街に繰り出すのではないでしょうか。今朝の新聞に「龍馬まち歩き盛況」とNPO法人「土佐観光ガイドボランティア協会」の方々が取り組んでいるまち歩きツアー「土佐っ歩」の記事が載っています。昨年10月のツアー開始から9200人以上が参加とのことで、これだけでも凄いと思いましたが、昨夜手元に届いた「土佐観光ガイドボランティアだより」によれば、「土佐っ歩一年−12000人余をご案内」とありました。この「土佐観光ガイドボランティアだより」によれば、今年8月までの10ヶ月で個人参加人数が2467人、団体が9207人ですので、1年間では12000人余となるのでしょう。どちらにしても凄い数だと思います。
 「ガイドさんの説明がないと、ここの歴史や良さは分からなかった。得した気分です。」などのお声に励まされながら頑張られています。本当にいつもお元気な土佐観光ガイドボランティアのみなさんがますますご活躍されることを改めて期待しております。
 「たより」に紹介されているお客さんの声に「歴史的な建物はないけれど、何処を歩いても次々と歴史のある街ですね。」というものもありました。なんか「箱物ラッシュ」の議論に警鐘をならすようなお声のような気もします。

10月9日「拙速な進め方に懸念」

 昨日の総務委員会では、付託された議案を採決しました。
 本会議も含めて相当多岐にわたって質疑が繰り広げられた高知県立図書館と高知市民図書館を一体的に整備する新図書館構想検討関連予算については、検討委員会運営費を減額する修正案が共産党と緑心会から提出され、民主党・県民クラブの私と沖本議員は、この間検討の慎重さを求めてきたにも関わらず、一体的整備と単独整備の比較検討はすると言いながらも、その段階で一旦立ち止まり結論に対する「県民の声・判断」を聞く作業は行わない姿勢に対して、納得できないとの思いで修正案に賛成しました。しかし、少数否決となり、その上で採決された執行部原案については、図書館関連予算以外の小中学校施設の耐震化拡充予算などをはじめとした補正予算案には賛成せざるをえませんでした。
 また、県立図書館を単独で整備するように求めた請願書については、検討会での結論が出るまでの間は、「継続審査」を求めましたが、自民・県政会・公明会派の反対で、受け入れられませんでした。採決については、反対と言うよりは、「賛否を明確にしえない中」で、賛成に挙手できなかったと言うことです。言い訳になるかもしれませんが、悩みに悩んでいます。ただ、言えることは、こんなに拙速な手法でいいのかということだけは確かです。一定のスピード感は必要かもしれませんが、このような県政運営手法が、当たり前のように進んでいくことを懸念します。
 これから、地方分権が進んで、財源の使い方の自由度が高まると言うことは、自らが判断し、責任も取らなければならないと言うことです。その時、県民といかに合意しながら事業を進めていくのかが重要になります。単なるパブリックコメントを「アリバイ」にするのではなく、民主的な手続きの仕方としての県民との合意の求め方こそが必要となるのではないかと思っています。

10月8日「総務委員会では今日が採決」

 昨日延べ3時間超「図書館整備のあり方」について、総務委員会において集中審議をしました。
 さまざまな議論がありましたが、基本構想検討委員会において、「まず単独整備と合築の比較検討結果が出た段階で県民や議会の声を聞いて、次の段階に進むべきではないか」という私の質問に対して、「そのいとまはない」かのような姿勢に、時間的制約を盾に「結論」に向けて走ろうとする教育委員会の姿勢が見て取れました。
 合築については、徹底した県立図書館のあるべき姿とそのための図書館政策が明確でないままの、机上の「メリット」、議論されない「デメリット」などさまざまな懸念や不安が拭いきれないままに、それを叩き台として極めてタイトなスケジュールで検討が進んでいくことに不安を感じます。「合築がえいか悪いか分からんけんど、前へ進めんといかん」という議員の方もいましたが、私としては、昨日の審査を通じて、改めて現時点では理解を示すことはできないのかなという気持ちが強くなっています。
 今日は警察関連の議案を審査の上、採決となります。

10月7日「10時から図書館整備について集中審議」

 昨日から、総務委員会で議案審査を行っていますが、県の公文書管理のあり方や東西軸エリア活性化プランの議論でも、図書館整備のあり方と関連した質問が出たりしました。その図書館整備の議論については、今朝10時からの集中議論となります。その前には、会派の打ち合わせなどもありますから、まもなく事務所を出たいと思います。
 昨日もお知らせしたシンポジウム『冤罪を語る』高知集会「高知白バイ事件〜再審の扉を開くために〜」は、Ustream.tvharuhikosienで生中継配信されるとのことです。直接会場にお越しできない方はこちらから。

10月6日「いつもながら時間切れの予算委員会ですみません」

 昨日の予算委員会、やはり時間切れで図書館や駅前県有地の利活用については、ほとんど質問できずに終わってしまいました。反省しています。その分今日からの総務委員会で詳しく審査していきたいと思います、数日後には、このHPで議事録をアップしたいと思いますので、関心ある方はその際ご覧になって下さい。
 さて、図書館議論ですが、本会議・予算委員会を通じて明らかになりつつあるのは、一体的整備の方向性を出した判断材料があまりに不足したままで、説明に耐えられなくなっていると言うことではないでしょうか。
 県立図書館・市民図書館問題検討会報告書をまとめたワーキング・グループのメンバーは、図書館関係者は県立・市民の図書館長だけで後は、教育委員会、政策企画、財政、商工振興、都市計画分野の課長さんで固められたており、一回平均2時間足らずのたった4回の議論で、どれだけあるべき図書館の姿が議論されたのだろうかと思わざるをえないのです。あるべき図書館像の徹底した議論から入っていたら、報告内容は全く違ったものになっていたのではと思ったりします。

 ところで、以前から告知しておりましたシンポジウム『冤罪を語る』高知集会「高知白バイ事件〜再審の扉を開くために〜」のポスターができたようですのでアップしておきます。高知でのこの種の集会は初めてだと思います。検察の証拠捏造が社会問題になっている今こそ、ともに考えようではありませんか。










10月5日「いよいよ予算委員会」

 本会議終了後、県議会文化振興議員連盟で、「県立図書館のあり方について」の勉強会が開催され元鳥取県立図書館長・斉藤明彦氏高知の図書館を考える県民の会の方からお話しを聞かせて頂きました。斉藤さんのお話を聞くのは2度目となりますが、片山元知事とタッグで日本一の県立図書館といわれるような取り組みをされた方のお話しだけに、意義深いものがありました。
 今日は、予算委員会の出番もあり、その準備で慌ただしく、多くを報告できませんが、 「県・市の図書館合築の可能性は」という単刀直入な質問に、さすがに困った様子でしたが、「可能性はゼロだとは思わないが、相当無理がある思う」とのお答えは別にして、斉藤さんなどのトータルなお話ももとにして、議員自らが県民の声に耳を傾けながら、主体的に判断しなければならないのではないでしょうか。
 今日の予算委員会のため、今から議会棟へ登庁します。本日午後1時からの登壇ですので、お構いなければ、傍聴またはインターネット中継をご覧頂ければ幸いです。なお、質問項目は、以下のとおりですが、毎年の反省として時間切れにならないように頑張りたいと思います。


1 南海地震対策について                
(1) 長期浸水対策検討会の検討スケジュールの加速化について
(2) 小中学校施設の耐震化の加速化について                  
(3) 河川堤防耐震化の加速化について                         
(4) 予算の重点投資について                                   
2 男女共同参画の課題について
(1) こうち男女共同参画プランの改定について
ア 改定作業における本気度について            
イ 改定のポイントについて                 
ウ 男性県職員の育児休業について             
エ プランの先進的改定に対する決意について       
(2) 高知県政に女性の視点をより反映させる取り組み等について
3 市町村国保の「広域化等支援方針」等について   
4 アウトソーシング業務の見直しについて   
5 図書館整備の在り方について           
(1) 単独整備と新しい機能の付加拡充について          
(2)  単独整備に対する県民及び市民の合意について          
(3) 単独整備と災害時のリスク分散について     
(4) 駅前県有地への整備について            
6 駅前県有地の将来的な利活用の在り方について

10月4日「災害への備えも『継続は力』」

 昨日は、高知市で降り始めからの雨量が150ミリを超えるなど大雨をはじめ、県下の各地で集中的な大雨が降りましたが、被害を受けられたみなさんにお見舞い申し上げます。高知市では午前11時半までの1時間に10月の雨量として83.5ミリという猛烈な雨が降り、市内のあちこちで冠水する地域が出たようです。私も議会への移動中に靴の中まで濡れてしまう状況になりました。
 さらに、その手前には午前9時26分頃、上越地方を震源とするマグニチュード4.7の地震で震度5弱の強い揺れを最大に震度4の揺れが3回、震度3が2回などあわせて10回観測されるなど、10月最初の日曜日に豪雨、地震が続きました。
 そして、夜は自主防災会役員会ともなると、災害について改めて考えざるをえない議論になりました。20人近く参加した役員の皆さんは月末の訓練に向けて、「炊き出しの水は、参加者にペットボトルで持ち寄ってもらおう」とか「お皿にはラップをしいて洗わなくてもよいように」とか、これまで学んできたことが出し合われており、少しずつ「継続は力」が発揮されているのではないかと思ったところです。また、「自助、共助は自分たちで頑張らなければとは思うが、行政の連携や支援のあり方の情報を知りたい」など、発災時にはあてにするなとは言われても公助のしくみについて知りたいなどの意見も出されていました。
 そんな思いも受け止めながら、明日の予算委員会頑張りたいと思います。

10月3日「質問準備も今日が山場」

 5日の予算委員会での質問の準備も今日が山場です。しかし、この間の疲れからか、普段は休みの日でも5時過ぎには起床するのですが、雨天で外が暗かったせいか目覚めが遅れました。
 結構強い雨が断続的に降っていますが、事務所での作業、後ほどは議会棟にも出向かなければなりません。そして、夜はマンション自主防災会の役員会と今日も忙しい一日となります。
 予算委員会で取り上げる質問項目は次の6点を通告してあります。
 1 南海地震対策について
 2 男女共同参画の課題について
 3 市町村国保の「広域化等支援方針」等について
 4 アウトソーシング業務の見直しについて
 5 図書館整備のあり方について       
 6 駅前県有地の将来的利活用のあり方について

10月2日「急いては事を仕損じる」

 昨日も、二人の議員から図書館課題について合計37問の質問が出されたが、一言で言うと、詰めれば詰めるほど不安な点が生じており、やはり遅くても来年5月までに結論を出すと言うことでは拙速に過ぎるという感が否めません。しかし、その一方で、一昨日の「大きなデメリットはない」(昨日少し言い換えたが)とか「一体型で進めることがのぞましい」などと言い切る自信と確信がどこから生まれて来るのか良く分かりません。9月末現在で65名の県民から寄せられた意見をはじめ今議会でも出されているさまざまな疑問に真摯に耳を傾けて、丁寧に議論・説明する姿勢を持ち続けて頂きたいと思います。
 県議会文化振興議員連盟では、この課題について昨日から勉強会を開催しています。4日(月)本会議終了後の午後3時から元鳥取県立図書館長・斉藤明彦氏高知の図書館を考える県民の会の方からご意見を伺うこととしています。、席数に限りはありますが、傍聴は可能です。関心のある方はご参加下さい。

10月1日「合築に『大きなデメリットはない』とまで言いきれるのか」

 初日の質問戦は、県立図書館と高知市民図書館の一体整備についての質問オンパレード。結局、行き着くところは、合築によるコスト削減を市町村図書館支援など県立図書館機能拡充に振り向けるということなのですが、逆に言えば、合築によるコスト削減がなければ、単独整備であればそれはできないのですかと聞きたくなります。
 教育長は合築による「大きなデメリットはない」と言い切ったのですが、「本当にそうなんですか」という疑問が、図書館関係者や県民の中で解消されないのは何故か、そこがキチンと説明されなければならないのではないでしょうか。
 今日も、図書館については、相当数の項目が質問されるのではないかと思います。それらも、踏まえて予算委員会での質問小項目を確定したいと思います。

7〜9月
4〜6月

1〜3月